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越前焼 – 日本六古窯巡り –

日本六古窯の一つに数えられる越前焼。焼き締めのシンプルな陶器であり、鉄分を多く含んだ黒褐色の土肌が素朴で、絵付けなど華美な装飾のない、侘びた風情のある陶芸です。 越前の土は耐火度が高く頑丈に焼き上がるため、古くは大甕など…
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心地よい有田焼のある暮らし

透き通るような白さの美しい磁器。日本の磁器の代表といえば、磁器を意味する「せともの」という言葉の由来となった瀬戸焼や有田焼がまず挙げられるでしょう。 瀬戸焼は日本の家庭に普及した日用のうつわとしての歴史が長いですが、有田…
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常滑焼 – 日本六古窯巡り –

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県の知多半島の常滑市で生産される焼きもののこと。1948年ごろに他の5つの産地とともに日本六古窯に指定され、また2017年には日本遺産の一つに認定された、日本の陶芸文化の粋です。 きめ細かな…
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丹波焼 – 日本六古窯巡り –

丹波焼は、かつて立杭焼や小野原焼とも呼ばれた、日本六古窯の一つに数えられるやきものです。現在でも「丹波立杭焼」と称されることも。発祥である兵庫県篠山市の立杭地区には今でも窯が立ち並び、自然な心地よさが魅力的な作品を生み出…
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瀬戸焼 – 日本六古窯巡り –

日本六古窯のひとつである瀬戸焼は、愛知県瀬戸市で作られるやきもの。 磁器のことを同じく「せともの」と呼ぶように、瀬戸焼は日本において代表的かつ最も古い磁器の産地であり、六古窯の中でも唯一の施釉陶器の窯元です。 瀬戸層群と…
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沖縄陶芸「やちむん」の魅力

琉球方言で「焼きもの」を意味するやちむん。エメラルドブルーの美しい海に囲まれた環境で作られる陶芸って、なんとも魅力的です。 ぽってりとした厚みのある赤土のうつわは、おしゃれでナチュラル。生活に馴染む自然な風合いが愛される…
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日本六古窯の焼きもの

太古の縄文時代から現代に至るまで、日本各地で脈々と受け継がれてきた陶芸。 その中でも、平安時代後期ごろにはじまり、今現在も生産が続いている代表的な六つの窯元を「六古窯(ろっこよう)」と呼びます。 その六つの窯元とは、瀬戸…
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うつわの個性を楽しむ

作家や窯元がそれぞれの技巧を生かし作り出す焼きものは、それぞれの作風の特徴もさることながら、形の絶妙さや、絵付けや釉薬の雰囲気など、それぞれに魅力があります。 手しごとのうつわを持つということは、今や特別なものを手に入れ…
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宝石のような美しさ、釉薬の秘密

陶磁器など焼きものを特徴付ける、ガラスのような表面を作り出す釉薬(うわぐすり)。 時にはサラッとしたマットな質感であったり、金属のような見た目のものもあるなど、実にさまざまです。 釉薬は、材料をミリグラム単位で調合するこ…
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焼きものの形成方法を知る

陶芸のうつわ、つまり焼きものには、うつわの形を作るための色々な形成方法があります。 例えば、普段目にしているうつわの多くは、「鋳込み形成」と呼ばれる型押しで大量に生産できる方法で作られています。ですが、同じ方法を用いて一…
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焼きものの材料と焼成方法

私たちの日常の食器の中でも最も身近な素材である陶磁器。うつわの形に形成した粘土を窯で焼くことから、一般に「焼きもの」とも呼ばれます。 日本の焼きものは、縄文時代より続く非常に長い歴史があります。安土桃山時代ごろには、茶湯…
花器と花
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「見立て」のはなし

形や色は好きだけど、どんな使い方をしたらいいかわからない。たまに、そんなうつわに出会うこともあるかもしれません。 皿や茶碗、花入れなど、食器や花器はおおよそ使い道が決まっています。とはいえ、それ以外の使い方をすることも、…
金継ぎしたうつわ
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陶磁器が割れたら金継ぎ? – 継ぎの文化 –

焼きもの、つまり陶磁器は一般に「割れもの」ともいわれ、輸送の時には特に注意して取り扱われます。 陶磁器は一度割れてしまうと、二度と元どおりの形には戻りません。そのため、「きっとすぐ割ってしまうから…」と、陶磁器を買うのを…
作家ものの陶磁器01
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作家ものの陶磁器の扱い方

うつわの世界は奥が深く、一度のめりこめば、自分の宝物を増やしていくかのように、好みのものを探し求めたくなるもの。 陶磁器のうつわも、古来からまさに宝物として扱われてきた歴史があります。室町時代には、茶の湯で使われる茶道具…
うつわの各部位名称
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うつわ各部位の名称

日本には、食器の「フチ」や「底」などに対して、特別な名前で呼ぶ文化があります。特に、お茶会などで愛でるような茶器に詳しい人のあいだでは、よく知られているもの。 なかでも「口」「胴」など、うつわの佇まいを人の姿に例えること…
和食器の種類
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和食器の種類について

和食器は、日本人古来の食事のスタイルに沿って、色々な種類があります。しかし、西洋文化の根付いた現代では、「向付け」や「五寸皿」など、もはや耳慣れないのではないでしょうか? もちろん、どんなうつわも、自分の気の赴くままに見…