焼きものの形成方法を知る

陶芸のうつわ、つまり焼きものには、うつわの形を作るための色々な形成方法があります。

例えば、普段目にしているうつわの多くは、「鋳込み形成」と呼ばれる型押しで大量に生産できる方法で作られています。ですが、同じ方法を用いて一点ものの工芸作品を制作する個人の作家もいます。

うつわの用途やデザインによって、作り方はいろいろ。いつも使っているうつわがどんなふうに作られているのでしょうか。うつわを使っていると、この形どうやって作っているのだろうと気になるのは、私たちだけではないでしょう。

今回は、陶磁器がどのように形作られているのか、図解でもまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

0 Shares:
You May Also Like
続きを読む

心地よい小石原焼のある暮らし

日本の九州地方には、日本で初めて磁器の生産をした有田焼をはじめ、多くの焼き物の産地があります。中でも、中東部の朝倉郡小石原で作られている小石原焼(こいしわらやき)は日本の陶器の中ではめずらしく、磁器生産が始まった後に開山…
続きを読む

丹波焼 – 日本六古窯巡り –

丹波焼は、かつて立杭焼や小野原焼とも呼ばれた、日本六古窯の一つに数えられるやきものです。現在でも「丹波立杭焼」と称されることも。発祥である兵庫県篠山市の立杭地区には今でも窯が立ち並び、自然な心地よさが魅力的な作品を生み出…
続きを読む

心地よい壺屋焼のある暮らし

私たちは、流通システムの進化により、世界中の様々な地方や国の工芸品を自宅で手に入れることが可能になりました。 しかし陶芸は、その土地固有の素材と文化が融合して、特有の作品を生み出す、土着の工芸としての本質を持っています。…
続きを読む

常滑焼 – 日本六古窯巡り –

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県の知多半島の常滑市で生産される焼きもののこと。1948年ごろに他の5つの産地とともに日本六古窯に指定され、また2017年には日本遺産の一つに認定された、日本の陶芸文化の粋です。 きめ細かな…
続きを読む

心地よい九谷焼のある暮らし

硬質で美しく、品質の高いことで知られている日本の陶磁器の中でも、ひときわ鮮やかな色彩をはなつ九谷焼。石川県を代表する工芸の一つです。 赤、青、緑、紫、黄の五色を用いる「五彩」は九谷焼の代名詞として有名ですが、「金蘭手」と…
続きを読む

信楽焼 – 日本六古窯巡り –

信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町で作られている焼きものです。日本の焼きものの産地はたくさんありますが、信楽焼は最も有名な産地の一つであり、きっと「焼きものといえば?」と聞けば誰もが信楽焼の名を思いつくのではないでしょうか。 …