陶磁器など焼きものを特徴付ける、ガラスのような表面を作り出す釉薬(うわぐすり)。
時にはサラッとしたマットな質感であったり、金属のような見た目のものもあるなど、実にさまざまです。
釉薬は、材料をミリグラム単位で調合することで、まさに「薬」を調合するかのように作ります。そして、青や緑、赤やピンクなど、あらゆる色を作っているのは、鉄や銅などの金属の効果。
色々な鉱石や酸化金属を調合し、あらゆる釉薬の表現を生み出す陶芸家は、まるで錬金術師のようです。
今回は、釉薬の色について、その秘密に迫ります。