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心地よい西陣織のある暮らし

古都・京都で平安時代以前より育まれてきた絹織物の歴史、その集大成である西陣織。 日本で最高の技術をもって作られる先染めの紋織物であり、日本の絹織物の最先端としての地位を築いてきました。 上代に秦氏により日本に伝えられたと…
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心地よい久米島紬のある暮らし

沖縄の久米島は「紬の島」とも呼ばれます1。 久米島は本島から西方へおよそ100キロの位置に浮かぶ島であり、旧琉球王朝の頃から紬が作られていたといわれています。 中国大陸や東南アジアの貿易の中継地であった琉球諸島には、さま…
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心地よい樺細工のある暮らし

木工、金工、陶芸など、工芸品は太古の昔から世界中で作られてきました。 人々の暮らしに中で便利であるだけではなく、美しい工芸品は暮らしに華を添えるものです。  日本では20世紀の大正期より「民藝運動」という、人々…
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「第33回日本映画批評家大賞」発表 「バカ塗りの娘」木野花さん、小林薫さんらが受賞

「第33回日本映画批評家大賞」の各タイトルと受賞者が決定し4月10日に発表され、「バカ塗りの娘」にご出演の木野花さん、小林薫さんが、それぞれ受賞されました。 今回は、受賞者情報を5月に開催される授賞式の情報とともに、この…
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心地よい行田足袋のある暮らし

「足袋といえば行田」とは、着物をたしなむ人に通じるフレーズのひとつ。 日本一の足袋と呼ばれる行田足袋は、令和元年(2019年)に伝統的工芸品に指定された、歴史ある埼玉県の工芸品です。 洋装に靴下が普段着となった現在でも、…
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心地よい山形鋳物のある暮らし

日本では、鋳造技術が伝わった弥生時代前期末(紀元前400年-紀元前300年)から、農具や武器、仏具などの鋳物が作られはじめました。 この技術は今も受け継がれており、主要な鋳物に、富山県の高岡銅器や岩手県の南部鉄器がありま…
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心地よい高岡銅器のある暮らし

石川県は、漆器に金箔、九谷焼に紬など、あらゆる分野のものづくりに秀でた、美術工芸の盛んな土地です。 そして隣接する富山県高岡も、石川県と同様に前田家率いる加賀藩による文化奨励をうけ、商工業の町として栄えました。 加賀藩が…
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絣の魅力 – 糸が紡ぐ繊細な美の世界 –

着物には「格」があるといわれており、生地に使われる素材や技術が高尚であるほどフォーマルな場で着られます。 しかし、お茶会や会食などに常日頃から出席する訳でもない限り、格の高い着物を着る機会はそう多くないはずです。 むしろ…
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心地よい美濃和紙のある暮らし

ノートやコピー用紙など、西洋由来の洋紙を一般的な「紙」と呼ぶようになったのは19世紀の明治時代の頃からですが、元来、日本で使われていた紙は、洋紙とは作りが全く異なるもの。 木の繊維をすり潰したパルプから作った洋紙と違い、…
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心地よい甲州印伝のある暮らし

日本を代表する工芸として、「日本の革細工」というと、ピンと来ない方もいるのではないでしょうか。 実は、日本の革細工は5世紀頃より存在していたと日本書紀に記述があります。 そして17世紀より登場した「印伝(いんでん)」と呼…
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柔らかく、しなやかな牛首紬の魅力

「牛首紬(うしくびつむぎ)」とは、石川県の南部に位置する白山市で作られている、伝統ある紬です。 牛首紬は特別な蚕の繭を使い、製糸の段階から伝統的な製法で作られています。 紬生地は通常、紬糸と呼ばれる絹糸で織る先染めの織物…