「見立て」のはなし

花器と花

形や色は好きだけど、どんな使い方をしたらいいかわからない。たまに、そんなうつわに出会うこともあるかもしれません。

皿や茶碗、花入れなど、食器や花器はおおよそ使い道が決まっています。とはいえ、それ以外の使い方をすることも、決してタブーではありません。コップに花を生けるのも、お茶碗をカフェオレボウルに使うのも、使い手の自由です。

特に、食器と草花の組み合わせは意外なほどマッチします。うつわを買うとき、食べ飲みする目的だけでなく、花と一緒に飾って楽しめそうなものを選ぶことも、日常の楽しみ方のひとつになるでしょう。

そして日本には、色々なうつわや身の回りのものを想像力豊かに使い、思いもよらない方法で花を飾ったり、情景を作り出したりする「見立て」という文化があります。

今回は、工芸をより楽しむ上で知っていて損はない、この「見立て」について、うつわと共にご紹介します。

0 Shares:
You May Also Like
9c6a72746cbc618e381d3c69820e9072 画像
続きを読む

信楽焼 – 日本六古窯巡り –

信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町で作られている焼きものです。日本の焼きものの産地はたくさんありますが、信楽焼は最も有名な産地の一つであり、きっと「焼きものといえば?」と聞けば誰もが信楽焼の名を思いつくのではないでしょうか。 …
97a2378f8a9d48e97b194fe008eadaf3 画像
続きを読む

心地よい波佐見焼のある暮らし

波佐見焼(はさみやき)とは、長崎県の東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)波佐見町で作られているやきものです。佐賀県の有田焼と同じようなルーツを持っていますが、高級磁器としての有田焼と異なり、波佐見焼は民間におけるシェアを伸ばした…