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暮らしにとけこむ日本の神

ものには魂が宿る、という考え方があります。 それは、わたしたちが子どもの頃から親しんできた、どこか懐かしいような感覚。 日本人は古くから、自然にまつわるもの、動物や植物、地形や天体などといった万物に魂が宿ると考え、それら…
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付喪神が宿る暮らし

日本には古来から「アニミズム」といわれる、万物に霊が宿るとする考え方があり、その思想を代表する逸話に「付喪神(つくもがみ)」という存在が挙げられます。付喪神とは古道具に宿るという神や霊のことで、昔の日本人は「百年使い続け…
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「もの」と「たま」その2

日本のアニミズムを代表する神道の理念に基づけば、霊、すなわち「カミ」は全てのものに宿り、樹木や岩石、台所や米粒のひとつにも、尊ぶべきカミが在るとされます。 オカルト話のように、なにか人型の「お化け」のようなものが取り付い…
雛人形、こけしなどの工芸品
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「もの」と「たま」 その1

ある時、古い着物や雛人形などにある、日本の文化独特の雰囲気や「匂い」に触れることがありました。そのとき、ハッと目が覚めるように、自分の足元に隠れていた民族性に立ち戻るような心地になりました。それほど、日本という自分の「属…