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心地よい曲物・曲げわっぱのある暮らし

近年、檜(ひのき)やヒバ材を曲げて輪っか状にして作る、曲物の道具が再注目されています。 曲物は、使われる木材の耐水性や抗菌性から、水回りや台所の基本的な日用品として、日本で古くから人々の生活の中で使われてきました。 プラ…
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心地よい村上木彫堆朱のある暮らし

村上木彫堆朱(むらかみきぼりついしゅ)とは、新潟県北部の村上市で作られている伝統工芸品。漆器の中でも、彫刻の施された朱塗の作品が特徴的で、力強くも優美な美しさを誇ります。 村上市は平安時代(8~12世紀)ごろから漆の産地…
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彫りと色漆の香川漆器

香川県は、丸亀うちわや讃岐提灯、香川竹細工など、17世紀の江戸時代より数多くの伝統工芸品が発達した地。 瀬戸内海の貿易拠点でもあるため、新しい技術や素材にいち早く触れられる環境で、ものづくりの盛んな地として知られています…
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バカ塗りこと津軽塗の魅力

青森県を代表する工芸品、津軽塗。 重箱や箸、茶筒などの昔ながらの漆器をはじめ、タンブラーやスマートフォンケースのような現代的な品までそのユニークな技法が活用され、幅広い年代に人気の工芸品です。 津軽塗は国の伝統的工芸品と…
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“木地の山中” 山中漆器のある暮らし

九谷焼、金箔など日本のさまざまな伝統工芸品の生まれ故郷である石川県は、世界に誇る和製漆器の代表的産地の一つでもあります。石川県には三つの漆器産地があります。 塗りに秀でた輪島塗、蒔絵に秀でた金沢漆器、そして「木地作り」に…
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茶道具を知る

日本を代表する伝統文化といえば、「茶」。 元は中国から伝わった文化ですが、特に抹茶の作法や道具は、日本で独自の発展を遂げました。 その「茶道」で使われる道具「茶道具(ちゃどうぐ)」には、それぞれ卓越した工芸品が使われます…
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結ぶ文化 組紐を楽しもう

着物を嗜む人には身近な存在である組紐。日本では古くから特徴的な「紐」の文化、そして「結ぶ」文化があり、何かと何かをつなぐ、ものをまとめる、運ぶなど、実用的な道具から美的な工芸品として発展してきました。 真田紐や撚紐など、…
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勾玉にこめられた祈り

「勾玉(まがたま)」と聞いて、イメージするのはどんなものでしょうか? 「く」の字をまるくしたような形、紐を通すための穴、つるっとした表面。加えて、それを身につけているのは……縄文人や弥生人の服装をした人物。 歴史の教科書…
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四国涼しい、丸亀うちわ

日本の夏に使う道具といえば「うちわ」です。特に、伝統的な製法で作られた竹うちわは、プラスチック製のうちわと比べても美的で気品があり、エアコンや携帯用扇風機が流通した今でも、生活用品として注目されているアイテムです。 そし…
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水引 - 心と贈り物を結ぶ文化 –

日本には、今ではクリスマスなどによく見られるプレゼントラッピングとはまた違った様式の、贈り物を包む独自の文化があります。慶事や弔辞のご進物を用意したら、剥き出しではなく一工夫加えて包むことで心配りをするものですが、特に「…
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沖縄を感じる琉球ガラスの魅力

琉球の透き通った海や太陽を思わせる、鮮やかな琉球ガラス。独特の気泡の輝きの涼やかな美しさで人気を博し、沖縄旅行のお土産として定番となっています。 琉球ガラスは、カラフルなものも多く、昔ながらの「気泡ガラス」や「泡ガラス」…
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心地よい箱根寄木細工のある暮らし

箱根寄木細工は、江戸時代から東海道の土産品として全国で親しまれている木工芸品です。 着色をしない、数種の木材の木肌の色そのものを生かし、緻密で美しいさまざまな模様をパッチワークのように組み合わせることで、幾何学的な模様が…
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心地よい南部鉄器のある暮らし

岩手県を代表する伝統工芸品である南部鉄器。鋳鉄で作られた鉄瓶が主として作られており、茶の湯の世界でも愛されてきました。 見た目にもシンプルで、郷土の趣を感じさせる南部鉄器は、心地よいスローライフを実践する人にとっても憧れ…