心地よい南部鉄器のある暮らし

岩手県を代表する伝統工芸品である南部鉄器。鋳鉄で作られた鉄瓶が主として作られており、茶の湯の世界でも愛されてきました。

見た目にもシンプルで、郷土の趣を感じさせる南部鉄器は、心地よいスローライフを実践する人にとっても憧れの道具。

そして南部鉄器は適切に扱えば、一生かけて使い続けることのできる、非常に優れた金工品でもあります。

今回は、この南部鉄器の歴史や魅力を学びながら、心地よい暮らしを探してみました。

0 Shares:
You May Also Like
続きを読む

包む文化 風呂敷を楽しもう

レジ袋が有料となった昨今、エコバッグの注目度はますます上がっています。そんな中、昔ながらの日本の道具「風呂敷」の存在にも、あらためてスポットライトが当たるようになりました。 どんな形のものも、風呂敷ならバランス良く美しく…
続きを読む

芸術を支える「パトロン」について

「芸術」とは一体、何ものでしょうか。その答えは考え方によるところもありますが、大きな枠で捉えれば「人間がこれまで歩んできた歴史を体現したもの」と表すことができるかもしれません。 中でも美術や工芸には、その国や個人、時代が…
続きを読む

北欧と日本のデザインのあいだに

実用性に富み、シンプルで飽きがこない形と愛らしい植物模様が人気の「北欧デザイン」は、近年の日本でも特に人気のプロダクト。使い勝手の良さやパリッとしたデザインから、日本人の日常生活の中に馴染みがよく、多くの人に愛されていま…
続きを読む

工芸の楽しみ方 その2

工芸は、「美術」の作品と同じように飾って鑑賞もできるうえ、実際に使用するという楽しみ方もできます。 また、工芸は、職人や作家など、作り手が積み上げてきた「様式美」という、ひとつひとつの丁寧な手順が生み出す美しさを持ちます…
続きを読む

保存食と工芸

工芸は、「食」と深く結びついています。工芸品の代表格のひとつである「食器」が、食事を盛り付けるための道具であることを考えれば、明らかですね。 しかし、その食器のなかには、できた料理を盛り付けるだけでなく、食料を腐りにくく…