心地よい箱根寄木細工のある暮らし

c61179409bb9e6da7d21328c89e971c7 画像

箱根寄木細工は、江戸時代から東海道の土産品として全国で親しまれている木工芸品です。

着色をしない、数種の木材の木肌の色そのものを生かし、緻密で美しいさまざまな模様をパッチワークのように組み合わせることで、幾何学的な模様が作られます。

中でも、継ぎ目が見えないほど精巧に作られたカラクリの「秘密箱」は、一時期話題になったこともありご存じの方も多いのではないでしょうか。

木材のみで複雑に組み合わせて作られたもので、高級な一品から、箸置きや仕掛けのない小物入れなど、身近な品まで色々なものがあります。

幾何学的な模様と木の自然な色合いは人気の北欧家具とも相性も良く、今、あらためて注目が集まっています。

今回は、この美しい工芸品の歴史や作り方の謎を紐解きます。

0 Shares:
You May Also Like
b4c25f7dcb948be39e78b35094e690e4 画像
続きを読む

工芸とアウトドア その1

いきなりですが、日本の伝統工芸品の中でも、素朴で、小柄で、可愛いらしいもの、魅力的ですよね。豆皿や箸置きのような小物を集めるのが好きな人も、結構多いのではないでしょうか。 その中には、持ち運びができて、人が密集しない屋外…
8f58b039d4fdc38a532bd7d9486cfec9 画像
続きを読む

柔らかく、しなやかな牛首紬の魅力

「牛首紬(うしくびつむぎ)」とは、石川県の南部に位置する白山市で作られている、伝統ある紬です。 牛首紬は特別な蚕の繭を使い、製糸の段階から伝統的な製法で作られています。 紬生地は通常、紬糸と呼ばれる絹糸で織る先染めの織物…