「土用の丑の日」にうなぎを食べるという風習があることは、みなさんもご存知のことですよね。
毎年7月末ごろの土用の丑の日に、夏の暑さにやられて体力が衰えてしまわないよう、栄養価の高いうなぎを食べることで、夏バテを防止するという風習です。
しかし、土用とは、実は年に4回ある雑節であり、さらに「土旺用事(どおうようじ)」の略語であることも、あまり知られていないのではないでしょうか。
土用は、古代中国の自然哲学である陰陽五行説と深い関わりがあり、五行の「土」の気の高まる、四季の境目の期間とされています。
今回は、土用の起源や風習、土用の期間の心地よい過ごしかたについて、ご紹介します。