「見立て」のはなし

花器と花

形や色は好きだけど、どんな使い方をしたらいいかわからない。たまに、そんなうつわに出会うこともあるかもしれません。

皿や茶碗、花入れなど、食器や花器はおおよそ使い道が決まっています。とはいえ、それ以外の使い方をすることも、決してタブーではありません。コップに花を生けるのも、お茶碗をカフェオレボウルに使うのも、使い手の自由です。

特に、食器と草花の組み合わせは意外なほどマッチします。うつわを買うとき、食べ飲みする目的だけでなく、花と一緒に飾って楽しめそうなものを選ぶことも、日常の楽しみ方のひとつになるでしょう。

そして日本には、色々なうつわや身の回りのものを想像力豊かに使い、思いもよらない方法で花を飾ったり、情景を作り出したりする「見立て」という文化があります。

今回は、工芸をより楽しむ上で知っていて損はない、この「見立て」について、うつわと共にご紹介します。

0 Shares:
You May Also Like
作家ものの陶磁器01
続きを読む

作家ものの陶磁器の扱い方

うつわの世界は奥が深く、一度のめりこめば、自分の宝物を増やしていくかのように、好みのものを探し求めたくなるもの。 陶磁器のうつわも、古来からまさに宝物として扱われてきた歴史があります。室町時代には、茶の湯で使われる茶道具…
fe56d9ed2ad186fd72a8cd8c5db1dc49 画像
続きを読む

うつわの個性を楽しむ

作家や窯元がそれぞれの技巧を生かし作り出す焼きものは、それぞれの作風の特徴もさることながら、形の絶妙さや、絵付けや釉薬の雰囲気など、それぞれに魅力があります。 手しごとのうつわを持つということは、今や特別なものを手に入れ…