8月に入り、二十四節気は第十三期の「立秋」へと移りました。第一期が「立春」ですから、立秋はちょうど一年の折り返し地点ともいえるでしょう。
暦の上では「秋の始まり」とはいえ、8月といえば夏真っ盛りですよね。秋なんて、とても遠い季節のように感じられます。
七十二候はこれまで、古代中国からやってきたものを日本の風土に合うよう変更されてきました。今の七十二候は明治七年のものなので、現代の季節とはやはりずれがあります。
ならば、七十二候の名前はそのままに、現代の気候や風土に見合うような過ごし方を考えてみましょう。立秋を心地よく過ごせるよう、今回もうつわを絡めて紹介していきます。