季節とうつわ -小暑(しょうしょ)-

夏至を過ぎると、じめじめとした天候の続く梅雨も沖縄や奄美の地域から段々と明けはじめ、この一年に夏がやってきます。

梅雨の始まりには肌寒かった雨の日も、徐々に蒸し暑さを感じるようになるでしょう。この頃には、衣替えが済んでいると良いですね。

小暑も次候、末候になるにつれ、ミンミンとアブラゼミも鳴きだし、地方によっては海開きもはじまる、一年のうちで一番活発な季節になります。花の色や空の色も鮮やかな、輝かしい夏の日々。夏休みには、できれば田舎でのんびりしたいところです。

近年は暑さも年々厳しくなっていますから、体調管理にも気をつけてくださいね。夏が本格的にはじまる「小暑」の季節を七十二候の三つに分けて、おすすめのうつわと共にご紹介します。

0 Shares:
You May Also Like
季節01
続きを読む

季節と日本のうつわ

日本のうつわ、つまり「和食器」は、食事をより美しく見せるため、色々な素材や形を用います。 漆器に陶磁器、ガラスのうつわなどの素材ごとに、保温などの機能性や、温かみや涼しさなど、見た目の印象も変化します。その様々な様相は、…
0d75364b26d5f6bdb4990896f995f33b 画像
続きを読む

季節とうつわ – 芒種(ぼうしゅ)-

6月5日頃から、二十四節気は「芒種」へと移ります。沖縄では一つ前の小満と芒種を合わせて、梅雨の期間を表す「小満芒種(スーマンボウスー)」と呼ぶそう。 本州でも、芒種の頃には梅雨シーズンの訪れを感じられるでしょう。じめじめ…