季節とうつわ -小寒(しょうかん)-

年が明け、1月5日の仕事始めの頃、二十四節気は最後から二番目の「小寒(しょうかん)」へと入ります。

時期でいうと年始ではありますが、昔ながらの季節の周期では一巡まであと少しということです。もう十分に寒く、所によっては雪も積もっている頃ですが、小寒は「寒の入り」ともいわれ、これからさらに寒さが厳しくなるころでもあります。

自然の野の草花や虫たちは、冷たい土の下で、これから来る春に向けての準備を着々と進めているでしょう。まるで時が止まってしまったかのような銀世界の中でも、暖かい風が吹くのを心待ちにしているのは、私たち人間だけではないのです。

今日も、ゆっくりと巡る小寒の季節の魅力を感じながら、工芸と心地よい暮らしを探してみましょう。

0 Shares:
You May Also Like
61edbd2e843682052fc58fa91e6d95d6 画像
続きを読む

季節とうつわ -霜降 (そうこう)-

二十四節気(にじゅうしせっき)によれば、10月後半からは「霜降(そうこう)」という季節。木の葉が色づきはじめ、大気中の水分が冷たい北風をうけ、霜となって土に降りる頃とされています。また「霜降」の季節のあいだにもさらに、七…
061c9daffd5701a6c9eb1c450a85b915 画像
続きを読む

季節とうつわ -大暑(たいしょ)-

全国的に梅雨が明け、夏真っ盛りの時期となるのが二十四節気の第12番目、つまりは一年の真ん中の季節に当たるのがこの「大暑(たいしょ)」です。 例年7月23日ごろから8月6日ごろまでの期間ですから、学生にとってはちょうど夏休…