二十四節気(にじゅうしせっき)によれば、10月後半からは「霜降(そうこう)」という季節。木の葉が色づきはじめ、大気中の水分が冷たい北風をうけ、霜となって土に降りる頃とされています。また「霜降」の季節のあいだにもさらに、七十二候(しちじゅうにこう)という3つの区分が。
七十二候の区分はまるで、漢詩のような趣があります。それによれば、気候や草花などの移り変わりはおよそ5日ごとという、私たちが見逃しがちな繊細な感性で季節を感じられるもの。衣食住も、七十二候のこまめな季節の変化に合わせてみると、より日常生活の中で素敵な時間を過ごせそうです。
それでは、今回は晩秋の季節「霜降」のなかのそれぞれの3つの区分に沿うような、おすすめのうつわと料理をご紹介しましょう。