季節とうつわ -処暑(しょしょ)-

立秋が過ぎ、8月23日ごろからは「処暑(しょしょ)」の期間となります。処暑とは、夏の暑さがピークを過ぎ、気温が下がり始める頃のこと。

現在の二十四節気・七十二候は明治期のものなので、令和の現代からみると季節感にズレを感じるでしょう。現代だと、9月中頃まで暑さが残るので、むしろ「残暑」というほうがしっくりきそうです。

しかし、昔の日本人の感性を受け継いでこそ、文化も続くというもの。引き続き、美しい日本の季節を、草花や天候の移り変わりに寄り添いながら工芸と共に追っていきましょう。

0 Shares:
You May Also Like
1256a5700960b777895da727a39ad636 画像
続きを読む

季節とうつわ – 啓蟄(けいちつ)-

3月に入り、長かった冬がようやく去っていくころ。寒さに凍えて冷え切っていた土も、春の暖かな雨に解かされてやわらぎ、草木や花々がまた新しく芽吹いたり、つぼみをつけ始めました。 二十四節気の第三番目である「啓蟄(けいちつ)」…
61d720c991344db14746c6c17b2d75e1 画像
続きを読む

季節とうつわ – 小満(しょうまん)-

5月も終盤に差し掛かり、二十四節気は「小満(しょうまん)」へと移りました。春になり芽吹いた草木が成長し、大地が青々と息づいてくる頃です。 この小満の時期には、日本列島の気候は九州地方をはじめに梅雨へと差し掛かります。人間…