こんにちは、ontowaです。
那須塩原市に位置する千本松牧場が、那須塩原市が制作するPR映画のロケ地の1つとして選ばれたそうです。
那須千本松牧場は、本州で第1位の生乳生産量を誇る栃木県那須塩原市に位置し、持続可能な循環型酪農を実践していますが、リゾート型映画祭として2006年に誕生した、那須ショートフィルムフェスティバルなど、那須を舞台にアートの取り組みなどにも力を入れている那須塩原ならではのお知らせ。
どのような映画が完成するのでしょうか。
今回は、この取り組みについて、皆さまにご紹介させていただきます。
映画の目的と今後の予定
この度、那須塩原市が制作するPR短編映画の一舞台として、日本遺産を構成する千本松牧場の広大な牧草地の風景が採用されました。
本映画は、市の魅力を効果的に発信し、関係・交流・定住人口の増加を図るとともに、市民の市への「愛着」や「誇り」を醸成することを目的としています。
撮影は2024年10月上旬まで行われ、2024年11月頃に那須塩原市内の各地で上映会が行われる予定です。
千本松牧場の選定理由について
那須塩原市のPR短編映画において、千本松牧場が舞台として選ばれた理由は、その広大な自然景観からとのこと。
牧場は日本遺産を構成し、敷地全体が鳥獣保護区で、牧草地を背景にしたシーンは、那須塩原市の豊かな自然を象徴的に表現しています。
映画概要
【プロデューサー・監督】
小池 隆太 氏(那須塩原市出身/映画監督)
【企画協力】
一般社団法人 黒磯那須青年会議所、一般社団法人 那須野ヶ原青年会議所
【あらすじ】
高校3年生の相馬歩は家業の経木工場を手伝いながら将来に悩んでいた。オーストリアからの留学生アルマがホームステイに来たことで、言葉の壁を乗り越えながら二人は心を通わせる。
アルマは経木からヒントを得て、歩は那須塩原で自分が誇れるものを見つける。
友情と成長、未来への希望を描く青春ストーリー。
千本松牧場について
“土から育てる、きれいなミルク「PURE MILK FARM」”をコンセプトにした循環型酪農と優しい飼育環境の牧場
那須千本松牧場は、ホウライ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:寺本敏之)が運営する、“土から育てる、きれいなミルク「PURE MILK FARM」”をコンセプトにした循環型酪農と優しい飼育環境が特徴の那須塩原の牧場です。
・土作りから始め、自家製の堆肥を使って牧草やコーンを栽培し、それを牛の飼料としています。この方法は、環境への影響を最小限に抑えると共に、生乳の品質向上にも繋がっています。
・北海道並みの飼料自給率を実現し、栄養豊富な牧草を発酵させたものを主食とし、その他の配合飼料も遺伝子組み換えされたものは使用しておらず、安心・安全な生乳を生産しています。
・広大な森林で、酪農で発生するメタンガス相当量の約3分の2を吸収しています。
・フリーストール牛舎で、歩き回れる環境を提供し、搾乳もストレスを抑えて行い、約500頭の乳牛を育てています。
・100年以上の歴史を持ち、鳥獣保護区に指定された広大で自然豊かな環境の下、「PURE MILK FARM」をコンセプトに、レストラン・売店・ソフトクリーム・アミューズメント・動物とのふれあい・乗馬・温泉や季節のイベントを楽しめる牧場。
・2024年の秋には、レストラン・売店のリニューアルを予定しており、景観や開放感を楽しんでいただき、環境に優しいサステナブルな施設や、自社牧場の乳製品やスイーツ、地場産品を中心に幅広い世代の方にお楽しみいただける牧場にリニューアルします。
https://www.senbonmatsu.com/
編集後記
映画?!
那須千本松牧場のこの秋リニューアルが楽しみにされている方も多いのではと思うのですが、映画のロケ地となったという、まったく想定していなかったお知らせに大変驚きました。
ロケ地として千本松牧場が選ばれたことは、日本の自然美を広く伝える絶好の機会。
この壮大で美しい自然の中でどのような青春ストーリーが繰り広げられるのでしょうか。
ストーリーに、「経木からヒントを得る」とありました。
経木(きょうぎ)とは、木材を薄く削って作られた包装材のことです。おにぎりを包んでいる薄い木といえば、伝わるでしょうか。
経木笠、細工など伝統的な工芸品や、仏教においてはお経を書くための用紙としても使用されていたことも。
自然素材で作られた美しい経木からどんなヒントを得て、この物語は進んでいくのでしょうか。
今から映画の完成が楽しみです。
この映画が、多くの人々に那須塩原市の新たな魅力を発見してもらうきっかけとなりますように。