皆さま、こんにちは、ontowaです。
心地よく暮らすことに関心をもつ皆さまの中には、食にこだわっているかたもいらっしゃると思います。
甘いもの大好き、食にこだわりのある皆さまに、素敵なお知らせが届きました。
今回は、持続可能な循環型酪農を実践する「那須千本松牧場」の新たな挑戦をご紹介します。
本州で第1位の生乳生産量を誇る栃木県那須塩原市に位置するこの牧場が、この夏、新しいアイスクリーム「96撰」を発表しました。
「96撰」は、千本松牧場で飼育される約500頭の乳牛の中から厳選された96頭の乳牛から搾った特に優れた生乳を使用しています。
そして、このアイスクリームが、株式会社三越伊勢丹の“2024夏の贈り物”カタログの巻頭企画「みらいへつなぐ贈りもの」にて初めて取り扱われることとなったとのこと。
購入できるのは三越・伊勢丹・岩田屋・丸井今井のお中元2024夏の贈り物カタログと、三越・伊勢丹・岩田屋・丸井今井オンラインストアでのみ(2024年5月時点)とのことのですので、この機会にぜひお試しください。
それでは、このアイスクリームに、どんなこだわりがあるのか、そして、千本松牧場はどんな牧場なのか、一緒にみてみましょう。
千本松牧場96撰アイスクリーム - 製法、原材料、カーボンニュートラルな循環型酪農へのこだわりが結集 –
約500頭の乳牛のうち96頭から搾った特に乳質の優れた生乳を使用したアイスクリーム。
フタにシリアルナンバーを付し品質が管理されているそうです。
なんと、搾乳は、1年の中で条件の良い冬の数日だけに、そしてアイスの仕込は、搾りたての風味を活かすために搾乳から24時間以内におこなっています。
アイスの生産を始めて約44年に亘り培ってきた技術・ノウハウを結集し作られた、生産数限定のこの逸品は、さっぱりとしつつもコクがあり、生乳の甘さや香りが楽しめるスイーツ。
こだわり抜いた製法で作られたアイスクリームの味、気になりますね。
5つのこだわりポイント
1.96頭の生乳だけ、冬の数日間だけ
・生乳は500頭のうち96頭からしぼった特に乳質の優れたもの。
・搾乳は、条件の良い冬の数日間だけに限定
・アイスの仕込みは、搾乳から24時間以内に。
2.酪農家だけがつくれる味
・牧場としては100年以上。アイスの生産は40年以上。
・一瞬を見極め、すぐアイスにできるのは、牛たちの毎日をすぐそばで見ている酪農家だから。
3.余分なものは加えません
・しぼったままの生乳の甘みを活かすために、砂糖は限界まで控えめに。乳化剤、保存料、安定剤、バニラ香料は不使用。
4.さっぱりなのに、コクたっぷり
・しぼりたての生乳は、雑味がなくさらりとしています。牛の主食の牧草にも、牧草を育てる土にもこだわる千本松牧場ならではのこだわり。
5.どうぞ、少し溶けてから
・冷凍庫から出したら、縁側が少し溶けるまでお待ちください。
生乳の甘やかな香りがひときわ感じられるようになります。
“土から育てる、きれいなミルク”千本松牧場の牛乳
三越伊勢丹のお中元2024夏の贈り物“みらいへつながる贈り物”について
このアイスクリームは、株式会社三越伊勢丹の、お中元カタログ“2024夏の贈り物”巻頭企画「みらいへつなぐ贈りもの」にて初めて取り扱われることになりました。
「みらいへつなぐ」思いから生まれた取り組みに着目し、“美味しくつむぐ、日本の食”、
“つくり手たちの思いをつなぐ”、“想いが織りなす宝を、みらいへ”の3つのテーマで
紹介する巻頭企画です。
千本松牧場について
那須千本松牧場は、ホウライ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:寺本敏之)が運営する、“土から育てる、きれいなミルク「PURE MILK FARM」”をコンセプトにした循環型酪農と優しい飼育環境が特徴の那須塩原の牧場です。
・土作りから始め、自家製の堆肥を使って牧草やコーンを栽培し、それを牛の飼料としています。この方法は、環境への影響を最小限に抑えると共に、生乳の品質向上にも繋がっています。
・北海道並みの飼料自給率を実現し、栄養豊富な牧草を発酵させたものを主食とし、その他の配合飼料も遺伝子組み換えされたものは使用しておらず、安心・安全な生乳を生産しています。
・広大な森林で、酪農で発生するメタンガス相当量の約3分の2を吸収しています。
・フリーストール牛舎で、歩き回れる環境を提供し、搾乳もストレスを抑えて行い、約500頭の乳牛を育てています。
・100年以上の歴史を持ち、鳥獣保護区に指定された広大で自然豊かな環境の下、「PURE MILK FARM」をコンセプトに、レストラン・売店・ソフトクリーム・アミューズメント・動物とのふれあい・乗馬・温泉や季節のイベントを楽しめる牧場。
・2024年の秋には、レストラン・売店のリニューアルを予定しており、景観や開放感を楽しんでいただき、環境に優しいサステナブルな施設や、自社牧場の乳製品やスイーツ、地場産品を中心に幅広い世代の方にお楽しみいただける牧場にリニューアルします。
https://www.senbonmatsu.com/
編集後記
那須塩原市にある那須千本松牧場は、全国生乳生産量で第二位を誇りながら、100年以上にわたって循環型酪農に取り組んできた牧場とのこと。
継続は力なりといいますが、地道な努力の積み重ねが長きにわたり、継続していることに驚かされます。
本州では珍しい最大規模の循環型酪農と森林管理に力を入れている点も見逃せない取り組みで、東京ドーム約170個分の敷地での森林管理を通じて、約500頭の牛が排出するメタンガス相当量のCO2の3分の2を吸収するという環境保全への貢献は、大変素晴らしいものだと思います。
そして、自分たちで土を育て、牧草を作り、牛の糞から堆肥を作り出すというこの循環型の取り組みが、他では味わえない”PURE MIKL”生乳の美味しさを生み出しているに違いありません。
この生乳を軸にした6次産業化への取り組みや、今年2024年の秋に予定されている牧場・レストランのリニューアルは、私たち消費者と牧場の距離感をさらに縮め、心地よい時間を提供してくれる場となる予感がします。
地域や環境への貢献を続けながら、これからも多くの人々に愛される存在であり続ける、素敵な牧場、那須千本松牧場のこれからの動向にも注目していきたいと思います。