5月に入り、二十四節気は「立夏(りっか)」へと移ります。
立夏はちょうど春分と夏至の中間に位置する期間で、昔の暦では夏の始まりとされていました。または、昼と夜の長さを季節の区分とするときには、立夏から秋分までが夏となります。
実際にはまだ春の名残を感じられる期間ではないでしょうか。
草木が青々と茂り、生き物の活動も活発になってきます。日中は少し汗ばむくらい暑くなることもありますね。
とはいえ、そろそろジャケットもいらないかなと思いきや、日が沈むと肌寒くなるので、油断して体が冷えないように気をつけたいところ。
立夏に属する七十二候の3つの区分では、自然の生き物たちが冬眠を終え、ようやく目を覚まして地中から出てくる頃の様子が描かれています。
人間も「五月病」なんていっていられませんね。憂鬱な気分を乗り越え、毎日を元気に過ごせるような食事と共に、立夏の季節も楽しんでみましょう。