“木地の山中” 山中漆器のある暮らし

8473b232616d1720295fecab3b6965d3 画像

九谷焼、金箔など日本のさまざまな伝統工芸品の生まれ故郷である石川県は、世界に誇る和製漆器の代表的産地の一つでもあります。石川県には三つの漆器産地があります。

塗りに秀でた輪島塗、蒔絵に秀でた金沢漆器、そして「木地作り」に最も秀でている山中漆器の三つです。

山中は、多くの木地師による挽物作りの技術が高く、その生産量が全国一といわれており、「木地の山中」と呼ばれています。

山中塗ともいわれますが、山中漆器の魅力はなんといっても木地挽きの技術による繊細な造形。また、木目を生かした塗りの美しさでも最高峰であるといわれています。

そんな山中漆器は、安土桃山時代ごろに良質な木材を求めて加賀を訪れた木工の職人集団がルーツであるのだとか。

今回は、山中漆器の歴史から、その魅力について探ってみましょう。

0 Shares:
You May Also Like
08c08acea7320535b3736f081a845a75 画像
続きを読む

茶道具を知る

日本を代表する伝統文化といえば、「茶」。 元は中国から伝わった文化ですが、特に抹茶の作法や道具は、日本で独自の発展を遂げました。 その「茶道」で使われる道具「茶道具(ちゃどうぐ)」には、それぞれ卓越した工芸品が使われます…
292bc7ab0bbebdc7880a82b8f7780164 画像
続きを読む

沖縄を感じる琉球ガラスの魅力

琉球の透き通った海や太陽を思わせる、鮮やかな琉球ガラス。独特の気泡の輝きの涼やかな美しさで人気を博し、沖縄旅行のお土産として定番となっています。 琉球ガラスは、カラフルなものも多く、昔ながらの「気泡ガラス」や「泡ガラス」…