作家ものの陶磁器の扱い方

作家ものの陶磁器01

うつわの世界は奥が深く、一度のめりこめば、自分の宝物を増やしていくかのように、好みのものを探し求めたくなるもの。

陶磁器のうつわも、古来からまさに宝物として扱われてきた歴史があります。室町時代には、茶の湯で使われる茶道具が武家のステータスであったという逸話は有名ですね。

陶磁器の材質自体は安価ですから、その価値というのは産地や作り手の技術や知識、または持ち主の身分や教養などにより決まりました。

金銀財宝のような、わかりやすく高価な材料を使うわけではなく、非常に文化的な価値の付け方ではないでしょうか。

現代の陶芸作家や、職人が手がけた陶磁器のうつわも、選ぶ土の風合いや釉薬の艶、硬さや質感、全てがその作り手が積みかさねてきた研究や技術の結晶。

そんなうつわを手に入れるということは、「文化そのものを手元に置く」といっても過言ではありません。

ただ「作家もの」というのは、実は手に入れやすいものが多くても、陶磁器は「割れ物」で、扱いが難しそうだからと、入手をためらう方もいるでしょう。

ですが、陶磁器の性質を知ることにより、より長く大切に使うことができます。

今回は、作家ものの陶磁器のうつわの正しい扱い方、ケアの方法についてお話ししていきます。

0 Shares:
You May Also Like
うつわの各部位名称
続きを読む

うつわ各部位の名称

日本には、食器の「フチ」や「底」などに対して、特別な名前で呼ぶ文化があります。特に、お茶会などで愛でるような茶器に詳しい人のあいだでは、よく知られているもの。 なかでも「口」「胴」など、うつわの佇まいを人の姿に例えること…
497ebb85c638cd64acb94ffcc31ed12e 画像
続きを読む

瀬戸焼 – 日本六古窯巡り –

日本六古窯のひとつである瀬戸焼は、愛知県瀬戸市で作られるやきもの。 磁器のことを同じく「せともの」と呼ぶように、瀬戸焼は日本において代表的かつ最も古い磁器の産地であり、六古窯の中でも唯一の施釉陶器の窯元です。 瀬戸層群と…