作家ものの陶磁器の扱い方

作家ものの陶磁器01

うつわの世界は奥が深く、一度のめりこめば、自分の宝物を増やしていくかのように、好みのものを探し求めたくなるもの。

陶磁器のうつわも、古来からまさに宝物として扱われてきた歴史があります。室町時代には、茶の湯で使われる茶道具が武家のステータスであったという逸話は有名ですね。

陶磁器の材質自体は安価ですから、その価値というのは産地や作り手の技術や知識、または持ち主の身分や教養などにより決まりました。

金銀財宝のような、わかりやすく高価な材料を使うわけではなく、非常に文化的な価値の付け方ではないでしょうか。

現代の陶芸作家や、職人が手がけた陶磁器のうつわも、選ぶ土の風合いや釉薬の艶、硬さや質感、全てがその作り手が積みかさねてきた研究や技術の結晶。

そんなうつわを手に入れるということは、「文化そのものを手元に置く」といっても過言ではありません。

ただ「作家もの」というのは、実は手に入れやすいものが多くても、陶磁器は「割れ物」で、扱いが難しそうだからと、入手をためらう方もいるでしょう。

ですが、陶磁器の性質を知ることにより、より長く大切に使うことができます。

今回は、作家ものの陶磁器のうつわの正しい扱い方、ケアの方法についてお話ししていきます。

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