工芸の楽しみ方 その2

工芸は、「美術」の作品と同じように飾って鑑賞もできるうえ、実際に使用するという楽しみ方もできます。

また、工芸は、職人や作家など、作り手が積み上げてきた「様式美」という、ひとつひとつの丁寧な手順が生み出す美しさを持ちます。そして、工芸作品を鑑賞するときには、その様式の発祥や、制作方法や工程を知ることで、よりその作品の価値に対する理解が深まるでしょう。

工芸品の見方には、そういった様式に関することや、個人的な好みなど色々な視点や知識により、様々な方向から楽しむ方法があります。そのひとつとして、より「通」の工芸好きなら「習うより慣れろ」ということで、好きな工芸のジャンルは自分で作ってみることもおすすめ。

ものを作る工程を体験することで、作家や職人の仕事がどのようなものかがわかってきます。ものによっては、自分で作らないと分からない技術の凄みも発見できるかもしれません。

このように、工芸には様々な楽しみ方があります。日本は優れた工芸の国ですから、休日に思い立ったら自分の好きな工芸の産地を訪れることもできるでしょう。

それでは、前回に続き、「工芸の楽しみ方」を切り口に、私たちの心地よい暮らしを一緒に探してみましょう。

0 Shares:
You May Also Like
ca331a9ccf00e15c760b9a3d26b6b281 画像
続きを読む

心地よい桐生織がある暮らし

弥生時代に養蚕が伝来して以来、日本では職物や染色など布の工芸が発展し、独自の服飾文化が形作られてきました。 なかでも、伝統の織物のひとつである桐生織は、江戸時代ごろから「西に西陣、東に桐生」と謳われ1、東日本を代表する織…
6b957e31ceb169aa176d1efdf3fbb1d0 画像
続きを読む

阿吽の狛犬と獅子

神社仏閣の両脇に鎮座する、狛犬。 最近では、つるりとしたゆるい造形の狛犬が「かわいい」と注目されたことでも、興味を持った人も多いのではないでしょうか。 狛犬のモデルは犬ではなく獅子(ライオン)であるということも、すでにご…