八十八夜 – 日本の雑節を楽しむ –

8306b155281b9433383ada2ef19ce502 画像

夏も近づく八十八夜

野にも山にも若葉が茂る

あれに見えるは茶摘みじゃないか

茜襷に菅の笠

この「茶摘み」の歌のフレーズにある「八十八夜」とは、節分や彼岸と同じ日本の雑節の一つです。

2月4日ごろの立春から数えて88日目がその日にあたり、この頃以降は霜が降りなくなるため、霜に弱い茶葉の新芽を摘んだり稲作を始める時期の目安として知られています。

茜襷(あかねだすき)と菅(すげ)笠を身につけ茶摘みをする人たちの見える風景を詩にした歌が有名ですが、八十八夜の日に積んだ一番茶を飲むと病気にならない、という言い伝えも。この頃にはぜひ新茶を嗜みたいところです。

今回は、八十八夜の由来や、関係する工芸品である茜襷の茜染、また美味しい日本茶についてお話しします。

0 Shares:
You May Also Like
bb3f541fd8925f34c55772c05cff5cba 画像
続きを読む

二百十日・二百二十日 – 日本の雑節を楽しむ –

主に農業の時期の目安として伝わってきた日本の雑節のひとつ、「二百十日(にひゃくとおか)」は、立春から数えて二百十日経つ頃にあたります。およそ九月一日ごろであり、古来から日本列島に台風が来襲する頃として知られています。 稲…
d3228e2dfd797244042eb478228a2253 画像
続きを読む

互いに助け合い、支え合う「結」の習わし

突然ですが、家事や仕事で「猫の手も借りたい!」と思うほど忙しい瞬間、ありませんか? けれど今の暮らしでは、昔のように「ちょっと手伝って」と頼める相手が身近にいないこともあります。在宅ワークなどで働く人が増え、ご近所づきあ…