朱色のはなし – 辰砂 –

赤い色といえば、太陽の色、そして私たちの体に流れている血液の色です。どちらをとっても、私たちの生命活動には欠かせないもの。赤い色は、古代から日本人にとって重要な色として扱われてきました。

日本文化において代表的な赤いものが何かといえば、神社に建てられている鳥居が挙げられます。その鳥居の赤い塗装、つまりは「朱塗り」に使われてきたのが、「水銀朱」と呼ばれる特別な顔料でした。

「水銀朱」は「辰砂(しんしゃ)」という鉱石から作られていました。最近、『宝石の国』という人気の漫画でも、擬人化された「辰砂」の特別なキャラクターが登場していますね。

その特別な「朱」の色について、今回はお話ししていきましょう。

0 Shares:
You May Also Like
bf1e3162b14a075e8b59328c7daee061 画像
続きを読む

日本の伝統色 黄色の世界

「豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはら‐の‐ちいおあきのみずほのくに)」とは、「葦の穂の豊かにめでたく生いしげる国」という、古代の日本の国土の美称。また、マルコ・ポーロは『東方見聞録』にて日本を「黄金の国」と称しました。 …
d13998a448f7bd5d1ef47ec2e502c608 画像
続きを読む

「海を超えてきた青」瑠璃色の秘密

金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)瑪瑙(めのう)。これらは「無量寿経」という仏典に示された、7種類の宝です。(法華経では金、銀、瑠璃、瑪瑙、硨磲、真珠、玫瑰(まいかい)となります。) この…