備前焼 – 日本六古窯巡り –

bcd7f7cdfe9acfe9596f094c4e514140 画像

瀬戸、常滑、信楽、丹波、越前と並ぶ日本六古窯のひとつ、備前焼。六古窯の中でも最も古く、平安時代後期の創始であるといわれ、古墳時代に作られていた須恵器(すえき)という土器の流れをくむ、無釉のやきものです。

岡山県備前市周辺に築窯してから、1000年近くもの歴史が受け継がれてきました。

絵付けもない、非常にシンプルな様式の備前焼ですが、薪窯で1、2週間という時間をかけて焚きあげられ、「窯変」という自然の火の効果により、やきものひとつひとつ人の手によらない模様が付きます。

その素朴で奥行き深い美しさから、安土桃山時代の茶人たちの侘び寂びの美学において見出され、茶陶として愛されてきました。

土と火、そして人の手により作り上げられる備前焼は、今もなお人々の心を魅了し続けています。

今回は、この備前焼について、紹介します。

0 Shares:
You May Also Like
2dc80f53b548754391d959ab0a99e5f5 画像
続きを読む

越前焼 – 日本六古窯巡り –

日本六古窯の一つに数えられる越前焼。焼き締めのシンプルな陶器であり、鉄分を多く含んだ黒褐色の土肌が素朴で、絵付けなど華美な装飾のない、侘びた風情のある陶芸です。 越前の土は耐火度が高く頑丈に焼き上がるため、古くは大甕など…
91360988763705cb3c8545c06f736ac4 画像
続きを読む

心地よい石見焼のある暮らし

やきものは、太古の昔から食器や水を汲む容器として使われ、人々の生活の中で発展してきました。 時代を経るごとに、釉薬が生まれてより耐水性を高め、高温焼成の技術が生まれればより強度の高い陶磁器を作れるようになりました。 日本…