津軽塗テーマの映画「バカ塗りの娘」青森出身キャストの場面写真解禁!弘前で舞台挨拶付き上映も

こんにちは、工芸と心地よい暮らしを探すメディアontowaです。

映画「バカ塗りの娘」は、当メディアの注目作品として紹介させていただいています。

これまでの記事は👉 映画バカ塗りの娘

2023年7月6日よりontowa枠にて、キャストも登壇予定の試写会参加の募集も開始しておりますので、ご興味ある方はご応募ください。

👉 津軽塗テーマの映画「バカ塗りの娘」完成披露試写会にご招待! キャストの登壇も予定

また、「津軽塗」のことを知らなかったけど興味が湧いてきた方には、当メディアの記事「バカ塗りこと津軽塗の魅力」もオススメさせていただいています。(本記事は映画公開まで無料公開とさせて頂いております。)

さて、この度、「バカ塗りの娘」に出演する青森出身キャスト、木野花さん、鈴木正幸さん、ジョナゴールドさん、王林さんが出演する場面写真が解禁されました。

あわせて、青森・弘前での青森県完成披露舞台挨拶付き上映が決定しましたので、紹介させていただきます。

青森出身キャストの場面写真が解禁

弘前で全編撮影された本作は、青森県出身の役者たちによって青森の空気感が作り出され、作品にリアルな息が吹き込まれました。

青木家の近所に住み、美也子や清史郎を親族のように支える存在の吉田のばっちゃを演じるのは木野花さん。

吉田のばっちゃは、内向的な美也子が唯一心を開ける存在で、美也子が悩んだとき、辛いときにそっと支え応援してくれます。

漆が塗られる前の木地を製作する木地屋の佐々木を演じるのは、「3年B組金八先生」で、桜中学の全シリーズに大森巡査役として出演した鈴木正幸さん。

結婚式場から注文の入った吸い物椀の木地を清史郎に届けるシーンでは、子供や孫の話をしながら、清史郎や美也子をさりげなく気遣う様子が伺えます。

美也子の祖父・清治がいる老人ホームで介護士として働く細井を演じるのは、ジョナゴールドさん。津軽塗の漆器を愛用している清治に、いつも笑顔で話しかけます。

同じく漆塗りの漆器を見つめるのは、結婚式場で働くスタッフを演じた、王林さん。

清史郎から届けられた津軽塗のお椀を手に取り、“手入れが簡単”、“何度でも漆を塗り直して繰り返し使える”と、津軽塗の魅力を語ります。

そんな王林さんは2023年4月に、津軽塗柄デザインの「津軽塗シャツ」をプロデュースされたそうです。

自身が初プロデュースしたアパレルブランド「What Is Heart(わいは)」を立ち上げました。

ブランド名の「わいは」とは、津軽弁で驚きのタイミングで使う単語。

「ファッションを通して青森を身近に感じて欲しい」という想いや「青森の伝統文化を全国に広めたい」という思いからプロデュースされたそうです。

ワンピースやシャツなどに使われるデザインには、津軽塗の職人だった王林さんのお祖父さまのデザインが採用されているのだとか。

劇中でも、津軽塗の柄のパターンは無限にあると語られるように、多様でオリジナルな津軽塗の模様が鮮やかに表現されています。

本作への出演について王林さんは「まさか津軽塗に関する映画に携わらせていただけると思っていなかったので、嬉しいです」、「青森を舞台にしていて、私も持っている青森愛、津軽塗愛を、キャストの皆さんが体現してくれているのが本当にすごく嬉しいです」と想いを明かしてくださいました。

王林さんが劇中で語る、漆器が、“手入れが簡単”で、“何度でも漆を塗り直して繰り返し使える”という魅力。

知らないと、「え、そうなの?、意外」という声が聞こえてきそうです。劇中でどんな説明があるのかも要チェックです。

きっと、はじめての方は、津軽塗や漆器についての魅力や理解が深まるはず。

そして、青森出身キャストの皆さんが放つ青森という土地の空気感。作品全体をどのように包み込んでいるのでしょう。

青森県内出身のキャストの皆さんが話す津軽弁にも注目して鑑賞してみてくださいね。

青森・弘前での青森県完成披露舞台挨拶付きの上映が決定!

この度、2023年8月5日(土)に撮影の舞台となった、青森・弘前での青森県完成披露舞台挨拶付きの上映が決定しました。

イオンシネマ弘前に主演の堀田真由さん、鶴岡慧子監督が駆け付け、登壇予定です!

青森県出身キャストも太鼓判の、津軽塗の世界を描いた本作をぜひ劇場でお楽しみください。

<8月5日(土)青森県完成披露舞台挨拶付き上映 概要>

日時:2023年8月5日(土)13時~   ※上映前の舞台挨拶となります。

場所:イオンシネマ弘前

※7/29(土)よりチケット販売開始予定、通常料金、ムビチケ着券可能

イベントは予告なく変更となる可能性がございます。 

徐々に迫ってきましたが、映画の全国公開は、2023年の9月1日から、青森県は先行公開で8月25日からです。

本作品との出会いをキッカケに、日本の漆芸、工芸にも興味を持っていただき、楽しんでいただけたらと思っています。

本作品が一人でも多くの方に届きますよう、一緒に盛り上げてまいりましょう。

映画「バカ塗りの娘」

2023年9月1日(金)全国公開 / 8月25日(金)青森県先行公開

【ストーリー】
「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。

【クレジット】
堀田真由/坂東龍汰 宮田俊哉 片岡礼子 酒向 芳 松金よね子 篠井英介 鈴木正幸 
ジョナゴールド 王林/木野 花 坂本長利/小林 薫
監督:鶴岡慧子 脚本:鶴岡慧子 小嶋健作 
原作:髙森美由紀「ジャパン・ディグニティ」(産業編集センター刊) 
企画プロデュース:盛 夏子 プロデューサー:遠藤日登思 松岡達矢 福嶋更一郎 
ラインプロデューサー:大川哲史
撮影:髙橋 航 照明:秋山恵二郎 録音:髙田伸也 音響効果:齋藤昌利 美術:春日日向子 
装飾:松尾文子 衣裳:藪野麻矢 ヘアメイク:光岡真理奈
編集:普嶋信一 音楽:中野弘基 スクリプター:押田智子 スチール:蒔苗 仁 助監督:栗本慎介
製作:「バカ塗りの娘」製作委員会 制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 ザフール 
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/118分

公式サイト:https://happinet-phantom.com/bakanuri-movie/
公式Twitter:@bakanuri_movie
公式Instagram:@bakanuri_movie

0 Shares:
You May Also Like
続きを読む

保存食と工芸

工芸は、「食」と深く結びついています。工芸品の代表格のひとつである「食器」が、食事を盛り付けるための道具であることを考えれば、明らかですね。 しかし、その食器のなかには、できた料理を盛り付けるだけでなく、食料を腐りにくく…
続きを読む

心地よい行田足袋のある暮らし

「足袋といえば行田」とは、着物をたしなむ人に通じるフレーズのひとつ。 日本一の足袋と呼ばれる行田足袋は、令和元年(2019年)に伝統的工芸品に指定された、歴史ある埼玉県の工芸品です。 洋装に靴下が普段着となった現在でも、…
続きを読む

花を生ける暮らしの先に

花咲く春の季節には、家の中にも花の彩りを取り入れたくなります。 春に花屋に出回る切り花といえば、チューリップやスイートピー、金魚草など可憐な雰囲気の花が多いですね。 切り花も桜や桃など、薄いピンク色のなんとも春らしい色合…
続きを読む

「第33回日本映画批評家大賞」発表 「バカ塗りの娘」木野花さん、小林薫さんらが受賞

「第33回日本映画批評家大賞」の各タイトルと受賞者が決定し4月10日に発表され、「バカ塗りの娘」にご出演の木野花さん、小林薫さんが、それぞれ受賞されました。 今回は、受賞者情報を5月に開催される授賞式の情報とともに、この…