変幻自在・日本の伝統 竹細工

日本をはじめとする東南アジア地域に幅広く生息する植物、竹。

竹の若い芽は食材である「たけのこ」として知られ、春の旬の香りを食卓に運びます。そして成長した竹は扱いやすく、加工するとあらゆる道具になり、大昔から日本の暮らしを支えてきました。

現代になり、生活の中で竹細工を見ることは少なくなったかと思われます。しかし、エコロジーの視点やその機能性の高さが見直され、いま竹製品が再び注目を集めているのです。

今回は、この竹細工について学びながら、心地よい暮らしを探してみました。

0 Shares:
You May Also Like
続きを読む

心地よい樺細工のある暮らし

木工、金工、陶芸など、工芸品は太古の昔から世界中で作られてきました。 人々の暮らしに中で便利であるだけではなく、美しい工芸品は暮らしに華を添えるものです。  日本では20世紀の大正期より「民藝運動」という、人々…
続きを読む

北欧と日本のデザインのあいだに

実用性に富み、シンプルで飽きがこない形と愛らしい植物模様が人気の「北欧デザイン」は、近年の日本でも特に人気のプロダクト。使い勝手の良さやパリッとしたデザインから、日本人の日常生活の中に馴染みがよく、多くの人に愛されていま…
続きを読む

工芸とアウトドア その1

いきなりですが、日本の伝統工芸品の中でも、素朴で、小柄で、可愛いらしいもの、魅力的ですよね。豆皿や箸置きのような小物を集めるのが好きな人も、結構多いのではないでしょうか。 その中には、持ち運びができて、人が密集しない屋外…
続きを読む

健康祈願と工芸

ときに、工芸品の中にはある種の「おまじない」が施されていることがあります。たとえば、新年に新しく手に入れて片目を描き、願いが叶ったときにもう片方の目を描く「だるま」も、おまじないのための工芸品ですね。 だるまは基本的に真…