季節とうつわ -雨水(うすい)-

2月19日ごろになると、二十四節気は第二番目の「雨水」へと移ります。普通は「あまみず」と読めるところですが、ここでは「うすい」。真冬の厳しい寒さのなか降る雪や氷が、だんだんと暖かな日差しに溶かされて雨に変わる頃です。

自然界は、このころから春に向けて準備を進めます。私たちも、新しい年度に向けて色々と動き出す頃でしょう。

これから少しずつ、花が綻ぶように春がやってきます。冬からまた新しい季節へと切り替わる、自然界の息吹を感じながら、早春の喜びを一つずつ見つけてみましょう。

0 Shares:
You May Also Like
cc42d8d4065a7e9f989c3266d80382e7 画像
続きを読む

季節とうつわ – 穀雨(こくう)-

4月も半ばを過ぎ、冬のコートをしまう頃、二十四節気の第6番目である「穀雨」が訪れます。 「穀雨」とは、穀物の成長を助ける雨のこと。その名の通り、この季節にはさまざまな作物や植物が芽吹き、春の柔らかな雨がその成長を促します…
季節01
続きを読む

季節と日本のうつわ

日本のうつわ、つまり「和食器」は、食事をより美しく見せるため、色々な素材や形を用います。 漆器に陶磁器、ガラスのうつわなどの素材ごとに、保温などの機能性や、温かみや涼しさなど、見た目の印象も変化します。その様々な様相は、…