季節とうつわ -雨水(うすい)-

2月19日ごろになると、二十四節気は第二番目の「雨水」へと移ります。普通は「あまみず」と読めるところですが、ここでは「うすい」。真冬の厳しい寒さのなか降る雪や氷が、だんだんと暖かな日差しに溶かされて雨に変わる頃です。

自然界は、このころから春に向けて準備を進めます。私たちも、新しい年度に向けて色々と動き出す頃でしょう。

これから少しずつ、花が綻ぶように春がやってきます。冬からまた新しい季節へと切り替わる、自然界の息吹を感じながら、早春の喜びを一つずつ見つけてみましょう。

0 Shares:
You May Also Like
680e203c1f62c78f3deced6205da1e38 画像
続きを読む

季節とうつわ -大寒(だいかん)-

1月20日ごろより始まる「大寒(だいかん)」を最後に、二十四節気が一巡しました。2月4日の立春までの間のこの季節は、旧暦において一年の中で最も寒い季節とされています。 街ゆく人も暖かいセーターを着込み、モコモコと着膨れす…
7f6762463eaceb1e1caec16370031eb7 画像
続きを読む

季節とうつわ -小雪 (しょうせつ)-

立冬の後、11月22日ごろからは、二十四節気の20番目である「小雪」の始まりです。 この「小雪」の節気の中にはまた、七十二候というさらに細かい3つの区分があります。どれも、冬の入り口らしい寂しさを感じられるような候ですが…