半月ごとに変わる「二十四節気」、5日ごとに変わる「七十二候」という、日本の細やかで美しい季節も、年末に向かう頃です。
今回の二十四節気は「冬至」という、誰もがご存知の期間。冬至は二十四節気の第22番目であり、また北半球に位置する国では、冬至が始まる1日目は「1年のうち最も昼の短い日」も意味します。
辺りが暗くなるのが早いと、なんとなく落ち込んでしまう、という人も多いでしょう。しかし、七十二候の季節をそれぞれみてみると、ささやかながら冬の喜びが感じられるような気がします。
それでは、冬至の中にある3つの候から、工芸と心地よい暮らしを探してみます。