人に優しい「和紙」のはなし

ノートにメモ、ちり紙からスケッチ用紙に、あらゆる場面で欠かすことができない紙。パソコンやスマホが一般化した現代でも、仕事や学校など、主に私たちの日常生活のなかの「記録の媒体」として、紙は使われ続けています。

なかでも、私たちが「和紙」と呼ぶ紙は、大事な手紙を描いたりなど、特別な用途に使う美しい高級紙ですよね。実は、私たちが普段目にする「和紙」の中には、日本古来の和紙とは異なるものもあるようです。

では「本来」の和紙とは、どのようなものなのでしょうか。

今回は、私たちの文化が誇る「和紙」の歴史や現状を学び、私たちの心地よい暮らしを探してみました。

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