常滑焼 – 日本六古窯巡り –

54720176136aee5642a19b7b391d40a9 画像

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県の知多半島の常滑市で生産される焼きもののこと。1948年ごろに他の5つの産地とともに日本六古窯に指定され、また2017年には日本遺産の一つに認定された、日本の陶芸文化の粋です。

きめ細かな手触りと鮮やかな朱色の土肌が特徴的な常滑焼は、現在では日本有数の急須の産地としても名高い焼きもの。釉薬をかけない赤土の素地が茶の渋みを吸着し、味をまろやかにするといい、「常滑焼の急須で煎れたお茶は美味しい」という評判が全国的に知られています。

ただ、常滑焼が急須の産地として有名になったのは、明治時代以降のこと。常滑焼が生まれてから現在に至るまでのおよそ千年の歴史の中では、意外なほど最近のことだったりします。

日本六古窯の一つであり、毎日の暮らしにほっと一息を添える急須の一大産地でもある常滑焼。

今回は、その魅力をもっと知るために、歴史や特徴を中心に学んでみたいと思います。

0 Shares:
You May Also Like
dbe55065a3d17ae5d4d6920c65063724 画像
続きを読む

心地よい笠間焼のある暮らし

「焼きもの」といえば西日本のイメージですが、大都会である東京からほど近い北関東の里山、笠間にも、古代から続く陶芸の歴史が息づいています。 茨城県の中央に位置する笠間は、日本各地に点在する窯業地のひとつです。 ローム層から…
9a7f74abcb82e3376725db74d6a54bc3 画像
続きを読む

受け継がれる七宝焼の輝き

「仏教に伝わる七種の宝玉を散りばめたように美しい」ことから、「七宝焼」と呼ばれる工芸品があります。金属を胎とし、釉薬を用いて彩色し、窯で焼き付けることで作られる、色彩と光沢の美しい繊細な細工です。 七宝焼は6~7世紀ごろ…