みなさんは、最近、手書きで文章を書いていますか?
仕事でのパソコン利用やおうちでのスマートフォン利用が増えるにつれて、手書きの機会は少なくなっているかもしれません。
パソコンやスマートフォンでは、いつでもどこでも気軽にメッセージを送れるうえに、ひらがなから漢字に変換するのも簡単です。
手間を省くという面で見れば、こうした文明の利器は確かに便利ですよね。
しかし、自分の手で文字を書くように、時間をかけて物事を行うことに、少し目を向けてみるとどうでしょうか。
物事に対して時間をかけることには、人それぞれに価値があります。
例えば、手書きで「書くこと」は、そうした価値ある活動のひとつ。
寝る前に日記を書いたり、遠くに住む家族や友人に手紙を書くことで、自分の本音を発見し、心地よい暮らしのヒントを得られるかもしれません。
また、綺麗な文書や美しい文字を丁寧に書き写す「書写」は、心を落ち着け、集中力を高める効果や独特の心の静寂を提供してくれることも。
そこで今回の「暮らしを愉しむシリーズ」では、「書くこと」による心地さを探してみました。