心地よい三川内焼のある暮らし

a7b9857ce0fa3a64878747117db4b84a 画像

九州地方では、16世紀末から磁器作りが始まり、有田焼をはじめとした高品質な白磁が生み出されてきました。

長崎の三川内焼も、この400年前から続く陶芸の歴史に連なる、日本を代表する白磁の産地のひとつです。

三川内焼(みかわちやき)、別名平戸焼と呼ばれるそのやきものは、純白の透けるような肌と、繊細で流麗な染付や、透かし彫り、彫刻的な造形を用いた立体的な装飾が特徴です。

「超絶技巧」という言葉がぴったりな三川内焼は、慶長3年(1598年)に平戸藩主の松浦鎮信(まつらしげのぶ)が豊臣秀吉によって引き起こされた「慶長の役」の際に連れ帰った多くの朝鮮陶工たちが平戸藩の保護の下で陶磁器製造に励んだことからはじまりました。

この陶工たちにより、日本のやきものは躍進を遂げ、現代にも続く伝統陶芸が数多く生まれました。

今回は、この山形鋳物の魅力や伝統を紐解き、心地よい暮らしのヒントをさがしてみました。

0 Shares:
You May Also Like
91360988763705cb3c8545c06f736ac4 画像
続きを読む

心地よい石見焼のある暮らし

やきものは、太古の昔から食器や水を汲む容器として使われ、人々の生活の中で発展してきました。 時代を経るごとに、釉薬が生まれてより耐水性を高め、高温焼成の技術が生まれればより強度の高い陶磁器を作れるようになりました。 日本…
95bc00fa717cc4ed789ce96f5945ef19 画像
続きを読む

日本六古窯の焼きもの

太古の縄文時代から現代に至るまで、日本各地で脈々と受け継がれてきた陶芸。 その中でも、平安時代後期ごろにはじまり、今現在も制作活動が続いている代表的な六つの窯元を「六古窯(ろっこよう)」と呼びます。 その六つの窯元とは、…