心地よい波佐見焼のある暮らし

97a2378f8a9d48e97b194fe008eadaf3 画像

波佐見焼(はさみやき)とは、長崎県の東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)波佐見町で作られているやきものです。佐賀県の有田焼と同じようなルーツを持っていますが、高級磁器としての有田焼と異なり、波佐見焼は民間におけるシェアを伸ばした、いわば「生活のうつわ」としての磁器の産地として知られています。

また、波佐見焼の「くらわんか碗」や「ワレニッカ食器」などは、江戸時代から昭和期にかけ発展し、当時の食生活と結びつきつつ、文化を生み出しました。長崎から全国へ流通した波佐見焼の磁器は、「高級であるもの」という常識をくつがえし、子供たちの学校生活の充実にも貢献したやきものです。

白磁に染付の様式が伝統的な波佐見焼ですが、現代の波佐見焼はデザイン賞なども受賞したモダンな食器も多数あります。

今回は、そんな波佐見焼の魅力をもっと知るために、その歴史から紐解いてみました。

0 Shares:
You May Also Like
947658d9a0e4fd48ae3f95b2849d9ddb 画像
続きを読む

丹波焼 – 日本六古窯巡り –

丹波焼は、かつて立杭焼や小野原焼とも呼ばれた、日本六古窯の一つに数えられるやきものです。現在でも「丹波立杭焼」と称されることも。発祥である兵庫県篠山市の立杭地区には今でも窯が立ち並び、自然な心地よさが魅力的な作品を生み出…