季節とうつわ -立秋(りっしゅう)-

8月に入り、二十四節気は第十三期の「立秋」へと移りました。第一期が「立春」ですから、立秋はちょうど一年の折り返し地点ともいえるでしょう。

暦の上では「秋の始まり」とはいえ、8月といえば夏真っ盛りですよね。秋なんて、とても遠い季節のように感じられます。

七十二候はこれまで、古代中国からやってきたものを日本の風土に合うよう変更されてきました。今の七十二候は明治七年のものなので、現代の季節とはやはりずれがあります。

ならば、七十二候の名前はそのままに、現代の気候や風土に見合うような過ごし方を考えてみましょう。立秋を心地よく過ごせるよう、今回もうつわを絡めて紹介していきます。

0 Shares:
You May Also Like
1e8b02fa7930136c34fa1c9172414acb 画像
続きを読む

季節とうつわ – 春分(しゅんぶん)-

3月も末になると、関東以南の地方は桜も満開を迎え、まさに「春爛漫」というシーズンの到来です。 実際は、昼が少し長いそうですが、毎年3月21日ごろは、昼と夜の長さが同じになるといわれる「春分日」とされ、二十四節気の「春分」…
389dd7a75027ab9c178f348d568567ad 画像
続きを読む

季節とうつわ -夏至(げし)-

一年のうちで最も日没までの時間が長い日、「夏至」。6月21日ごろの夏至日というのは、皆さんもよく知るところですよね。 しかし、夏至とは二十四節気という、日本の季節を表す期間のひとつでもあります。本州ではまだまだ梅雨の最中…