毎朝、身につける衣服を選ぶ時、「何色の組み合わせにしようか」と色のことから考える人も多いのではないでしょうか。爽やかな青いシャツにしようか、清楚な白いワンピースを着ようか、はたまた赤い勝負服でドレスアップしてみようなんて日もあるかと思います。
普段、全くといっていいほど気にすることはないと思いますが、これらの衣服や布製品の「色」は、もともと何の素材から来る色なのかと考えたことはあるでしょうか。今ではムラなく均一な色味に仕上がる合成染料が主流ですが、合成染料がなかった時代にはもちろん、自然の植物の色素を用いていました。
植物の葉や花、樹皮や根などから抽出した染料で布や糸を染めることを「草木染め」といいます。今回はこの草木染めの歴史や材料を紹介しながら、心地よい暮らしを探してみました。
コンテンツの内容