心地よい薩摩焼のある暮らし

242b535d58f1889ca452e22ec3afabcb 画像

薩摩焼は、鹿児島県薩摩地方で生産される陶磁器です。

その多様なデザインと職人たちの優れた技巧で、国内外に広く知られています。

薩摩焼には、華やかな装飾が特徴の「白薩摩」と、素朴で力強いデザインの「黒薩摩」の二種類があります。

さらに、窯場によってさまざまな系統の薩摩焼が焼かれることで、多様な様式が展開していることも薩摩焼の魅力です。

薩摩焼の始まりは、およそ400年前にさかのぼります。

16世紀末に朝鮮半島から連れてきた陶工たちを薩摩藩が迎え入れ、その技術を奨励したことで発展しました。

その後も薩摩藩の重要な産業として栄え、薩摩焼は海外にも輸出され、その美しさと品質が高く評価されました。

薩摩焼は、現代においても伝統を守りつつ、新しいデザインや技術を取り入れ、進化を続けています。

今回は、薩摩焼の歴史と美しきその魅力をお伝えします。

0 Shares:
You May Also Like
9aaa0dc103a7a213c51a1069bf22898d 画像
続きを読む

心地よい萩焼のある暮らし

とろりとした質感の乳白色の釉薬に、ほの赤いざっくりとした素地が特徴の萩焼。 山口県萩市に伝わる伝統的工芸品で、主に茶の湯の世界で高く評価されてきました。 高麗茶碗の伝統を受け継ぐ萩焼は、16世紀の戦国時代から続く茶陶の定…
8a18c5bb07a32c0a23d6d35a78ec4b48 画像
続きを読む

沖縄陶芸「やちむん」の魅力

琉球方言で「焼きもの」を意味するやちむん。エメラルドブルーの美しい海に囲まれた環境で作られる陶芸って、なんとも魅力的です。 ぽってりとした厚みのある赤土のうつわは、おしゃれでナチュラル。暮らしに馴染む自然な風合いが愛され…