今回は、ソフトグルテン、低GIの、スペルト小麦で作る「バナナケーキ」のレシピを紹介します。
GIとは、グライセミック・インデックス（Glycemic Index）の略で、食後の血糖値の上昇度を表す値です。
GI値が高ければ高いほど血糖値が急上昇します。
急激な血糖値の上昇は、体に負担をかけるため、緩やかな上昇が理想的です。
スペルト小麦粉は古代小麦の一種で、風味が豊かで小麦本来の自然な香りと旨味があリます。
普通小麦に比べ、グルテンの含有量が少なく消化されやすく、低GIなので脂肪として体内に蓄積されにくいです。食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ栄養価も高いのでオススメです。
製菓材料店やインターネットで入手できますが、手に入らなければ薄力粉や準強力粉で代用可能。
バナナはほどよく熟したものを使いましょう。ソテーしラム酒をふることでコクと風味がアップしますよ。
甘味料は白砂糖よりもGI値の低いココナッツシュガーやてんさい糖を使用します。
てんさい糖は粉末タイプを使うと溶けやすいです。
また、バターの代わりにバナナとの相性も良いココナッツオイルを使用する点もポイントです。
ココナッツオイルは、体脂肪として蓄積されにくいだけでなく、脳のエネルギー源となるケトン体にも変換されやすいことから、アルツハイマー型認知症の予防・改善効果を示唆する報告もあります。
レシピ監修のご紹介
今回のレシピは、パティシエールの佐藤めぐみさんに監修いただきました。
佐藤めぐみさんは、大学卒業後、金融機関勤務を経て、2017年よりパティシール、テーブルコーディネーターとして、カフェ、百貨店催事にて焼き菓子販売、スイーツレシピ提案、住宅展示場のテーブルコーディネート、食器メーカー等のスタイリング、撮影など幅広く活動されている先生です。
皆さんがこのレシピを使って調理してみたり、大好きなうつわに作った料理を盛って幸せな時間が楽しめた時は、ぜひご感想をメッセージやお写真などで教えてくださいね。
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