MUFGが工芸プロジェクトをスタート! – 伝統と革新による、これからの、ものづくりの物語を –

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工芸ファンの皆さま、こんにちは、ontowaです。

この度、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)が、日本の伝統的な工芸の文化や技術の継承に寄り添い、そこから変化の時代に必要なイノベーションを学ぶことを目的に、「MUFG工芸プロジェクト」を発足させました。 

2023年8月22日から「伝統と革新」をテーマとした自社施設における工芸作品展示を皮切りに、工芸文化、産業の発展と作り手・使い手双方を応援するイベントやセミナーの開催など、様々な試みがスタートしましたので、ご紹介させていただきます。

MUFG工芸プロジェクトの背景 

MUFGが社会貢献活動として積極的に取り組んでいく優先領域の1つに「文化の保全と伝承」があり、日本を起点に世界で活動する総合金融グループであるMUFGは、日本が大切に育んできた文化の豊かさを、未来の世代や社会、地球のために受け継いでいきたいと考えいるそうです。 

工芸は日本のものづくりの原点であり、持続可能な未来に向けたヒントも詰まった大切なもの。その継承と発展を支援するため、このプロジェクトは 「伝統と革新」をテーマとして掲げています。 

本プロジェクトでは、担い手の方々が伝統を守りながら革新・挑戦するための機会の創出や、担い手の方と使い手の方の出会いの場の創出などをサポートしながら、そこで生まれる新しい価値や魅力を多くの人に伝えていくとのこと。 

プロジェクトステートメント 

MUFG工芸プロジェクトの発足にあたり、MUFGのステートメントは以下のとおりです。 

これからの、モノづくりの物語を。 

これまでの日本の道のりは、ものづくりという文化に携わった作り手や支え手の存在、無くして語れない。 

人びとの暮らしと共に発展してきた伝統的な工芸文化や技術の数々。 

今それらの多くは、ライフスタイルの変化や素材の減少で、存続の危機に直面している。 

長い道のりを閉ざさないために、技術を研鑽し、発想を転換し、工芸に向き合い続ける人たちがいる。 

そこには、伝統を大切にしながら、現代に生きる工芸を生み出すチカラがある。 

これは、単なる工芸だけの物語ではない。 

激しい変化の時代に生きるすべての人が、生き抜くためのイノベーションのヒントになる物語。 

これからの時代の挑戦と変革を応援する。 

MUFGは、あらゆる人の、文化の、産業の、世界が進むチカラになる。 

具体的な活動予定 

活動内容は以下の3つを掲げていますが、今後、次世代工芸家の育成や、子供から大人まで幅広い使い手に向けた啓発活動・ワークショップなどを順次企画していくとのことですので、今から楽しみな活動となりそうです。 

  1. 全国のMUFG施設にて工芸作品を巡回展示 
    2023年8月22日(火)から8月31日(木)の期間で三菱UFJ銀行本館(東京都千代田区丸の内2-7-1)にて工芸作品の展示を実施
    以降も、全国のMUFG関連施設内にて、巡回展示(大阪、名古屋など)をしていく予定。その他、海外での展示も検討中。 
  2. 国内3つの工芸・アートイベントの支援 
    2023年開催される工芸展のうち、GO FOR KOGEI /Art Collaboration Kyoto / KOGEI Art Fair Kanazawa2023 の、3つの工芸・アートイベントに協賛、支援。この支援を通じて、担い手の方の挑戦・革新の場、担い手の方と使い手の方の出会いの場の創出を支援する。 

    GO FOR KOGEI https://goforkogei.com/ 
    2023年9月15日(金)~10月29日(日) 富山県富山市 富岩運河沿い 

    Art Collaboration Kyoto https://a-c-k.jp/ 
    2023年10月28日(土)~30日(月) 京都府京都市 国立京都国際会館 

    KOGEI Art Fair Kanazawa2003 https://kogei-artfair.jp/ 
    2023年12月1日(金)~12月3日(日) 石川県金沢市 ハイアットセントリック金沢
     
  3. 工芸文化の技術の保全や伝承などをおこなう団体や組織との連携・協働 
    日本の優れた伝統工芸の保護や育成、無形文化財(工芸技術)の保存・伝承及び公開に関する事業の推進をおこなう様々な団体との連携・協働を予定 

秋元先生からのメッセージ 

プロジェクトの総合監修には、東京藝術大学名誉教授の秋元雄史氏がご就任されました。

総合監修を務める秋元雄史氏のメッセージを紹介いたします。 

日本人はものづくりの民であり、工芸はその中心に位置する思想です。日本人は長い歴史の中で、自然素材から最先端のテクノロジーまで、素材と扱いを通して様々な革新的なアイデアや技術を生み出してきました。 

「MUFG工芸プロジェクト」は、日本が育んできた「ものづくり」の思想を継承・発展させ、未来へ繋げる活動です。サステナブルでエコロジカルな特質や、グローバルと同時にローカルな特色を持つ工芸の魅力が、今を生きる私たちを刺激し、時代の挑戦と革新のヒントとなる。そのような思いを持って活動を行っていくものです。 

2023年8月 秋元雄史 

三菱UFJ銀行本館での工芸品展示がスタート 

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既に東京都の三菱UFJ銀行本館にて、あらゆるジャンルの工芸作家による作品が展示されていています。

【期間】
2023.8.22(火) – 2023.8.31(木)※土日除く
平日8:45~17:00


【場所】
三菱UFJ銀行本館1階正面玄関(東京国際フォーラム側)
〒100-8388
東京都千代田区丸の内2-7-1

ここでは一部、お写真を提供頂きましたので、ご紹介します。ぜひ、会場に足をお運びください。

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Kanakeno 田山 貴紘 / あかいりんご
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中川 周士 / 高野槇 WAVE
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奈良 祐希 / Bone Flower 
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見附 正康 / 無題
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室瀬 和美(人間国宝)+目白漆學舎 / 漆椀 ちょもらんま 三つ組
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凛九 大内 麻紗子 / 蒟醤小箱-凛-(写真左) 沈金小箱-包-(写真右)
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凛九 藤岡 かほり / 60玉高麗組「雛」
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凛九 松尾 友紀 / ポシェット(写真中央)ノート(染め)(写真右) ご朱印帳(写真左) 和紙色々(写真下)

三菱UFJ銀行本館で展示する工芸作家及び作品一覧 

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昨今では、工芸作家への支援は、クラウドファンディングなどを利用して支援を募ることが割とポピュラーになりつつありますが、金融機関であるMUFGが幅広い工芸ジャンルや年齢層の工芸作家の活動を支援していく仕組みが今後継続していくことで、工芸の新たな道が生まれるのかもしれません。今後の活動に注目したいですね。

MUFG工芸プロジェクトホームページ

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