「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」とは、3月3日のひな祭りの日、または「桃の節句」の正式名称です。
「上巳の節句」は、古来から、陰陽五行説において陽の数字である奇数の月のぞろ目の月日は大切な行事の日であり、春の訪れを祝う日、また季節の節目に厄や穢れを落とす日でもありました。
今では、女の子のためのお祭りとして雛(ひな)人形を飾る、という行事として知られていますが、古来は紙人形を川に流す「流し雛」という方法がとられていました。
また、戦前は「白酒」と呼ばれる甘いお酒を雛人形にお供えし、大人たちも白酒で酒盛りをしてお祝いをする風習があったといいます。
古来の風習に従えば、子供だけでなく大人も楽しめるお祭りということですね。
今回は、大人も楽しめるひな祭り、「上巳の節句」を学び、心地よい暮らしを探してみました。