日本の伝統文様(市松、麻の葉、亀甲)- 和柄の意味 –

漆芸、蒔絵、反物など、日本の伝統工芸の装飾には、それぞれ共通した文様が使われています。

幾何学的な形を繰り返したり、また大柄の模様が大胆にあしらわれていたりと、それぞれの独特で美しい文様は海外でも人気。

これらの日本の伝統工芸に見られる文様は、国内で一般に「伝統文様」と呼ばれます。

日本の伝統文様には、実はひとつひとつ意味が込められています。

健康長寿を祈るものや、子供の成長を願うもの、厄除けの効果を信じられているものなど。それぞれ植物や自然の風景に由来していたり、洒落好きの日本人らしい言葉遊びから生まれたりと、意味を持たない文様はほとんどありません。

また、それぞれ異なる意味を持つ伝統文様は、自分や相手の幸福を祈る「おまじない」のように用いられることも。たとえば結婚祝いには「縁結び」の意味を持つ文様が施された工芸品を贈るなど、人々の願いや祈りが込められました。

いま、和装や和風の小物はとても人気ですよね。また、日本を舞台にした和風のストーリーにも伝統文様が使われていることがありますから、文様の意味を理解すればより物語を理解できるかも。

では、日本の伝統文様とそれぞれの持つ意味を紹介してみます。

今回は、「市松文様」「麻の葉文様」「亀甲文様」の3つです。

0 Shares:
You May Also Like
639abf7d1ce873fff76c283eda123de8 画像
続きを読む

心地よい天童将棋駒のある暮らし

千年以上にわたり、日本の文化に根づいてきた将棋。 その知的な駆け引きは今も多くの人を惹きつけ、近年ではプロ棋士の活躍や漫画作品の影響で、若い世代からの注目も高まっています。 そんな将棋の魅力を陰で支えてきたのが「将棋駒」…
c1fba4d7aad3e0100b05cfb5f03d73d6 画像
続きを読む

芸術を支える「パトロン」について

「芸術」とは一体、何ものでしょうか。その答えは考え方によるところもありますが、大きな枠で捉えれば「人間がこれまで歩んできた歴史を体現したもの」と表すことができるかもしれません。 中でも美術や工芸には、その国や個人、時代が…