季節とうつわ – 清明(せいめい)-

4月の春の頃。満開になった桜が舞い散る中、新生活が春風とともに駆けていきます。

二十四節気のひとつである「清明」は、そんな爽やかな空気を運ぶ季節。清々しく明るい、そんな言葉のとおりの空気を肺いっぱいに吸い込めば、春の喜びで胸が満たされそうです。

学生たちにとっては、春休み明けのこの時期は、新しい学年、クラスに心踊らせていることでしょう。

またこの季節には、人々だけではなく、動物や自然界も活発に動き出す頃。朝に聞こえる鳥の声や、空模様ひとつにさえも、生き生きとした気配が感じられます。

今回は、この「清明」の中で5日ごとに移り変わる七十二候と共に、工芸と心地よい暮らしを探してみました。

0 Shares:
You May Also Like
1256a5700960b777895da727a39ad636 画像
続きを読む

季節とうつわ – 啓蟄(けいちつ)-

3月に入り、長かった冬がようやく去っていくころ。寒さに凍えて冷え切っていた土も、春の暖かな雨に解かされてやわらぎ、草木や花々がまた新しく芽吹いたり、つぼみをつけ始めました。 二十四節気の第三番目である「啓蟄(けいちつ)」…
2901ff68e4c071fab25d36177333b7dd 画像
続きを読む

季節とうつわ -小寒(しょうかん)-

年が明け、1月5日の仕事始めの頃、二十四節気は最後から二番目の「小寒(しょうかん)」へと入ります。 時期でいうと年始ではありますが、昔ながらの季節の周期では一巡まであと少しということです。もう十分に寒く、所によっては雪も…