季節とうつわ -小雪 (しょうせつ)-

立冬の後、11月22日ごろからは、二十四節気の20番目である「小雪」の始まりです。

この「小雪」の節気の中にはまた、七十二候というさらに細かい3つの区分があります。どれも、冬の入り口らしい寂しさを感じられるような候ですが、そんな中にも美を見出せるのが日本の季節というもの。

冬が本番を迎える前の、空気が寒々しくなっていく頃には、温かい食事や家、人の温もりが普段よりもいっそう心地よく感じられるでしょう。寂しさの中にも心暖かな趣ある季節を楽しむため、お料理とうつわでの心地よい暮らしを探してみました。

0 Shares:
You May Also Like
続きを読む

季節とうつわ – 芒種(ぼうしゅ)-

6月5日頃から、二十四節気は「芒種」へと移ります。沖縄では一つ前の小満と芒種を合わせて、梅雨の期間を表す「小満芒種(スーマンボウスー)」と呼ぶそう。 本州でも、芒種の頃には梅雨シーズンの訪れを感じられるでしょう。じめじめ…
続きを読む

季節とうつわ – 啓蟄(けいちつ)-

3月に入り、長かった冬がようやく去っていくころ。寒さに凍えて冷え切っていた土も、春の暖かな雨に解かされてやわらぎ、草木や花々がまた新しく芽吹いたり、つぼみをつけ始めました。 二十四節気の第三番目である「啓蟄(けいちつ)」…
続きを読む

季節とうつわ -立秋(りっしゅう)-

8月に入り、二十四節気は第十三期の「立秋」へと移りました。第一期が「立春」ですから、立秋はちょうど一年の折り返し地点ともいえるでしょう。 暦の上では「秋の始まり」とはいえ、8月といえば夏真っ盛りですよね。秋なんて、とても…
続きを読む

季節とうつわ – 秋分(しゅうぶん)-

厳しい夏も終わりを迎え、9月も22日ごろになると、昼と夜の長さが同じとなる「秋分(しゅうぶん)」の頃を迎えます。 そして秋分とは、春分や冬至などと同じく、二十四節気の一つにも数えられる季節の区分でもあります。 爽やかに澄…
続きを読む

季節とうつわ -立冬 (りっとう)-

11月7日ごろの「立冬」から2月4日ごろの「立春」までの間、日本の季節は冬を迎えます。 立冬の中の三つの七十二候には、冬の花にちなんだ区分が二つも含まれています。北風が運んで来る寒さも、より一層冷え冷えとする時期に思えま…
続きを読む

季節とうつわ -大暑(たいしょ)-

全国的に梅雨が明け、夏真っ盛りの時期となるのが二十四節気の第12番目、つまりは一年の真ん中の季節に当たるのがこの「大暑(たいしょ)」です。 例年7月23日ごろから8月6日ごろまでの期間ですから、学生にとってはちょうど夏休…