おまじない「ふせぎ」

8bd1869495d8057dfde73a03e8e927c9 画像

「ふせぎ」と聞いて、それが何かわかるでしょうか。おそらく、若い世代にはなかなか見当もつかないものだと思われます。

ふせぎとは、古来日本の村境に吊るされていた藁(わら)のオブジェのことです。「防ぎ」からきた言葉であり、村に災いが来ないように祈る呪(まじな)いの一種で、主に関東地方のおもに東京の北西から埼玉県にかけて見られる風習です。

一説には、18世紀の江戸時代に疫病が蔓延した際、村を守るために始まったといわれており、現在でも指定文化財として残っているものも。

今回は、ミステリアスなこの風習について、調べてみましたので、ご紹介します。

0 Shares:
You May Also Like
3ccc79e1161bf32f5ef3e32cc962995e 画像
続きを読む

人日の節句 – 日本の節句を楽しむ –

古代中国から伝わりし風習である「五節句」のなかで、一年のはじめに行われるのが「人日(じんじつ)の節句」です。桃の節句や端午の節句とくらべてあまり馴染みのないもののように思われがちですが、「七草粥を食べる日」といえばきっと…
cf0ce5aae6027643dcfe662807972159 画像
続きを読む

彼岸 – 日本の雑節を楽しむ –

お彼岸とは、年に2回、春と秋に訪れる期間であり、先祖のお墓参りや仏壇の手入れをしたり、おはぎ、ぼたもちを食べる日としても知られています。 彼岸は「川の向こう岸」を意味する語でもあり、三途の川を挟んだ川岸、つまりは「あの世…