山形の人気スーパー・グリーンストアが羽田で魅せた!中村橋吾さんと愉しむ 山形の恵みと歌舞伎

2024年9月14日、15日の2日間、羽田空港の情報発信型カフェ“和蔵場~WAKURABA~”が、山形県最北端の遊佐町にあるスーパーマーケット「グリーンストア」とコラボした都内初のイベントが賑やかに開催されました。

イベントでは、山形の豊かな自然が育んだフルーツをたっぷり使ったメニューが目白押し。

自家製ソースが絡むふわふわのかき氷や、フルーツがたっぷり詰まったサンドイッチ、さらには山形の誇る「つや姫」を使用したおむすびなど、食欲をそそる逸品が並びました。

そして、この特別なイベントをさらに彩ったのは、山形県鶴岡市出身の歌舞伎役者・中村橋吾さんの登場。

鶴岡ふるさと観光大使ややまがた特命観光・つや姫大使としての活動も行なっている橋吾さんは両日、パフォーマンスとミニトークショーを披露し、訪れた人々を魅了しました。

今回、私たちはこのイベントを取材し、中村橋吾さんへの特別インタビューも実施しました。

中村橋吾さんの熱い想いと、山形への愛情もたっぷりとお届けします。

山形の食文化を堪能する心地よさ

9月15日、「日本一の芋煮会フェスティバル」が山形市で開催され、3万食分の芋煮が作られる賑やかなイベントが行われました。

そんな中、私たちは羽田空港にある和蔵場で、山形の豊かな食文化を堪能できる特別な機会に恵まれました。

会場では、グリーンストアさんの谷地社長が、山形県が内陸地方と庄内地方に分かれ、それぞれが異なる文化と食の特色を持っていることを紹介してくださいました。

山脈を隔てた地域ごとに、風土だけでなく食文化も異なり、内陸地方では山形牛を使った醤油味が主流なのに対し、庄内地方では庄内豚を使った味噌味が定番とのこと。

このイベントでは、グリーンストアさんによる庄内地方の食文化を代表する味噌味の芋煮と、玉こんにゃくが販売されました。

また、山形県産のフルーツをふんだんに使ったフルーツサンドや、かき氷、さらに山形の誇るお米「つや姫」を使ったおにぎりも販売され、山形の自然の恵みを存分に楽しむ機会となりました。

地元で購入制限がかかるほど大人気!山形のフルーツサンド

山形産のフルーツをふんだんに使った、地元で大人気のフルーツサンド。

グリーンストアさんの人気メニューで購入個数に制限がかかるほどの人気ぶり。

その理由は一目瞭然。

どのサンドも惜しみなく詰め込まれた新鮮なフルーツが、見た目にも鮮やかで、思わず写真を撮りたくなるほどの美しさです。

私たちも当日このフルーツサンドを実際に味わってみました。

ひと口食べると、自然と笑顔がこぼれる美味しさ!フレッシュな果物の甘みと、甘すぎない優しいクリームのバランスが絶妙で、何個でも食べたくなる味わいでした。

旬のフルーツを取り入れた商品が季節ごとにレパートリーに加わることも魅力のひとつで、人気の理由がここにもあります。

山形県産フルーツを使った手作りソースとふわふわの絶品かき氷

グリーンストアで2021年から販売している夏の名物「ふわふわかき氷」。

果物ソースは全て手作りで、果物をふんだんに使ったボリューム感も魅力のひとつ。

和蔵場では今回、もも、マンゴー、いちご、ブルーベリー4種類のかき氷をカフェメニューで販売。

和蔵場はイートインが可能で、多くのお客様が、このかき氷を食べていました!

中村橋吾さん特別インタビュー

当日、本イベントのPRに駆けつけた歌舞伎役者・中村橋吾さんに、お話を伺いましたので、ここからは、インタビュー形式で紹介します。

山形の刈谷梨をPRする中村橋吾さん
グリーンストアさんの山形県産「つや姫」のおにぎりが販売されていますが、橋吾さんが感じる「つや姫」の魅力や、好きなおにぎりの具について教えてください。

「つや姫」は抜群に美味しいなって思いますね。

もちろん人それぞれ好みはあると思うんですけれども、「つや姫」は、味もしっかりしていて、ふんわりと甘みがあって、味のバランスがとても良いです。

そして「つや姫」のさらにすごいところは、冷えても美味しいことですね。

これは本当にすごいと思います。

先日も歌舞伎座で、山形県さんと「つや姫」のおにぎりの販売イベントがあったんです。

そちらにも参加して食べたんですがやっぱり美味しくて。

今日はグリーンストアさんのおにぎりを食べましたが、これも本当に美味しかった。

具がたっぷり入っていて、どこから食べても具が楽しめるんですよ。

僕のおすすめは筋子(すじこ)のおにぎりです。

子供の頃からずっと筋子一筋で、家には普通に筋子が切って置いてあったんです(笑)。

筋子を食べたことがない方にも、ぜひ試してみてほしいですね。

今回、地元スーパーのグリーンストアさんと連携したイベントを羽田空港の和蔵場で開催することについて、どのように感じていますか?

とても感慨深いです。

僕としては、まずは故郷の山形をもっと知ってもらいたいという気持ちが強いですね。

グリーンストアさんは、本当に地元に根付いたスーパーで、地元の人々から愛されています。

店に入ると、新鮮な野菜やお肉が並び、奥には美味しいお惣菜がずらっと並んでいてね。

その一角にあるフルーツサンドは、週末には整理券が必要なほどの人気商品なんです。

これだけ注目されているのは、やっぱり美味しさが際立っているからだと思います。

現在、このフルーツサンドは、都内では和蔵場さん、羽田産直館さん、そして歌舞伎座の一階でのみ販売されていますが、正直なところ、東京で大ヒットしてほしいような、ちょっと秘密にしておきたいような複雑な気持ちもあります(笑)。

でも、「即完売スイーツ」として今後もどんどん応援していきたいですね。

特にフルーツサンドは、間違いなく全国区で勝負できると思っています。

実は、有名なフルーツサンドと食べ比べてみたんですが、やっぱりグリーンストアさんのフルーツサンドは別格です。

ぜひ多くの方にこの美味しさを知っていただきたいですね。

中村さんはお仕事で全国や海外を飛び回っていますが、故郷・山形に帰るときに感じる魅力や、大切にしていることはありますか?

実は、両親も東京に出てしまい、祖母が他界してからは、山形に帰る理由が少なくなっていて、しばらく離れていた時期がありました。

でも、コロナの前にたまたま仕事で1日だけ生まれ故郷に戻る機会があったんです。

その時、懐かしさや運命的なこともあって、「あ、これは故郷に呼ばれているな」と思いました。

しかしその後、コロナ禍で帰りたくても帰れない状況になり、時間があっても故郷に戻れないというのは、思った以上につらいものでした。

その間に、母親にお願いして山形の郷土料理を教わり、SNSで山形の美味しい料理を発信し始めたんです。

そのおかげで、改めて故郷の魅力を感じることもできました。

そして、歌舞伎座が再開し、また舞台に立つようになって。

七代目・菊五郎さんが主演する「お土砂」という作品で、米を喉に詰まらせて気絶する坊主役に抜擢されたんですが、そこで米を詰まらせるんだったらと思って、誰にも見られない桶の中に山形の「つや姫」をこっそり隠しもって、それを詰まらせてしまうという設定にして演じたんです(笑)。

「入れ事」っていうんですけど、普段はあり得ないことをしたわけです。

これがすごく好評で、菊五郎さんにもお客さんにも喜んでもらい、そのことがメディアにも取り上げられ、結果的に山形県のやまがた特命観光つや姫大使に任命されることにもなりました。

コロナ禍で得た気づきがあったからこそ、今は「縁」と「想い」を大切にして生きています。

これからも、山形の魅力を多くの人に伝えていきたいですね。

会場でパフォーマンスをする中村橋吾さん
私たちは、読者に「心地よい暮らし」を提案しています。橋吾さんが普段の暮らしで大切にされていることや、心がけていることがあれば教えてください。

やはり、何よりも「健康的な食事」が大切ですね。

僕は舞台人として、毎日のように舞台に立っていて、ほぼ休みなく日々を過ごしています。

だからこそ、体を支える健康的な食事は欠かせません。

そして、その食のルーツはやっぱり山形にあります。

例えば、自分で作った手作り味噌や、自家製の麹を使ったり、梅干しを漬けたりしています。

これらは、母親から教わった郷土の味で、祖母もずっと続けていたことなんです。

本日は貴重な時間をありがとうございました。

編集後記

取材当日、現地に着いてすぐ、グリーンストアさんの人気メニューに目を奪われました。

初めて見るメニューばかりでしたが、中でも「フルーツサンド」と「つや姫のおにぎり」が気になって仕方がありません。

そのボリューム感と可愛らしい見た目のバランスが絶妙で、視覚でも楽しませてくれます。

取材の最後、ようやく手に入れたフルーツサンドを味わうと、その優しい甘さに取材班一同が癒されました。

心にじんわりと染みる美味しさでした。

さらに、橋吾さんのインタビュー後「おにぎり」を食べたくなった私たちでしたが、残念ながらその日は完売…。

次回こそは、筋子のおにぎりをぜひ味わってみたいと思います。(刈谷梨はゲットしておいしく頂きました!)

そして今回特別にインタビューの時間を頂いた中村橋吾さん。

インタビュー前、会場で橋吾さんのパフォーマンスを初めて拝見したのですが、みてください、この表情の多彩さ!

この迫力に圧倒されました。

声量もすごくて、体全体が鳴っている状態に、私の体も共鳴するような感覚に。

一瞬で心を奪われ、歌舞伎の世界への扉が開かれた瞬間でした。

インタビューの最後に伺った、昔ながらの故郷の食文化を取り入れながら、忙しい日常の中でも心と体を整える時間を大切にしているというお話。

当メディアでもレシピとして連載しているような心と体を整える食の数々!

幼い頃から親しんできた故郷の味で、心を癒すひとときを自らの料理で提供している姿勢に、とても感銘を受けました。

そんな橋吾さんから、ユニークな計画についてもお話を伺いました。

彼の暮らしたエリアでは、海も山も車で30分圏内にあり、サーフィンやスノーボード、さらには夏スキーまで楽しめる環境だとか。

「今度、朝にサーフィンを楽しんで、そのまま車で移動し、午後には紋付を着て夏スキーをやってみようと思っているんです(笑)。ちょっと本気で挑戦しようかなと思っています!」

笑顔で楽しそうに語る橋吾さん。

その姿を見て、インタビュー前に観た圧倒的なパフォーマンスのエネルギーは、彼の「人を喜ばせたい」「幸せを届けたい」という強い想いから生まれているのだと感じました。

一日で海と山のアクティビティを楽しむ贅沢なプラン!これが実現できる山形という土地で、紋付を着て夏スキーを楽しむ橋吾さんの姿が、今から目に浮かびます。

当メディアでは、グリーンストアさん、中村橋吾さんのこれからのご活躍を応援してまいります。

当日の橋吾さんのパフォーマンスは、以下のグリーンストアさんのインスタグラムで動画がアップされていましたので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

いいね、フォローもぜひ!

プロフィール(敬称略)

グリーンストア

山形県最北端の遊佐町にある鳥海山の麓にある、創業28年のスーパーマーケット。
山形県産の果物を使ったフルーツサンドや県産品を使った総菜を手作りで販売している。

https://www.instagram.com/greenstore3111

歌舞伎役者 中村橋吾 (なかむらはしご)

八代目中村芝翫門弟 成駒屋一門 山形県鶴岡市出身。国内外の劇場で古典歌舞伎から新作まで幅広く活躍。
やまがた特命観光つや姫大使、鶴岡ふるさと大使に就任より、様々なメディアやイベントで山形県の魅力を発信し 、「ふるさと活動 ふる活」を企画。独自の発信で山形県を盛り上げている。

https://lit.link/hashigo

和蔵場 ~Wakuraba~

羽田空港第2ターミナルにある情報発信型店舗で、2020年にオープン。
『味わいからその土地を知り、訪れたくなるように』をコンセプトに、ご当地素材を使った逸品や特産品・伝統工芸品を展示・販売し、食を通じて人と地域を結びつける場を提供している。

https://www.instagram.com/wakuraba_official/

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