日本の夏に使う道具といえば「うちわ」です。特に、伝統的な製法で作られた竹うちわは、プラスチック製のうちわと比べても美的で気品があり、エアコンや携帯用扇風機が流通した今でも、生活用品として注目されているアイテムです。
そして日本の竹うちわといえば、四国で作られている「丸亀うちわ」が日本一の生産量です。上質な竹と和紙で作られたうちわは、まさに日本らしい「粋」が詰まった道具であり、浴衣などのファッションと合わせる小物やインテリアとしても愛されています。
日本を代表する民藝品の一つである丸亀うちわはなぜ今、ふたたび注目を集めているのでしょうか。その秘密を探るため、丸亀うちわの特徴や歴史について探ってみました。