心地よい九谷焼のある暮らし

ed4f24826dfe8a509f66e09a37fabb44 画像

硬質で美しく、品質の高いことで知られている日本の陶磁器の中でも、ひときわ鮮やかな色彩をはなつ九谷焼。石川県を代表する工芸の一つです。

赤、青、緑、紫、黄の五色を用いる「五彩」は九谷焼の代名詞として有名ですが、「金蘭手」という金彩や銀彩を用いた、いっそうきらびやかな様式もあります。

非常にカラフルな陶磁である九谷焼は、国内のみならず海外でも”Kutani”の名で世界の陶磁器ファンを魅了しています。食卓の上でも楽しげな印象を与え、また装飾品としても価値が高く、贈答品としても時代を問わず活躍してきました。

今回は、九谷焼の歴史を振り返りつつ、その美しさの秘密を探ってみました。

0 Shares:
You May Also Like
9aaa0dc103a7a213c51a1069bf22898d 画像
続きを読む

心地よい萩焼のある暮らし

とろりとした質感の乳白色の釉薬に、ほの赤いざっくりとした素地が特徴の萩焼。 山口県萩市に伝わる伝統的工芸品で、主に茶の湯の世界で高く評価されてきました。 高麗茶碗の伝統を受け継ぐ萩焼は、16世紀の戦国時代から続く茶陶の定…
a7b9857ce0fa3a64878747117db4b84a 画像
続きを読む

心地よい三川内焼のある暮らし

九州地方では、16世紀末から磁器作りが始まり、有田焼をはじめとした高品質な白磁が生み出されてきました。 長崎の三川内焼も、この400年前から続く陶芸の歴史に連なる、日本を代表する白磁の産地のひとつです。 三川内焼(みかわ…