兆しを読む、日本の縁起

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「縁起が良い」「縁起が悪い」という言葉。
どこか心に残る響きがあって、耳にすると少しドキッとします。

縁起の良い出来事に出会えば、「なにか良いことが起こりそうだな」と、気持ちがふっと前向きになります。
反対に、縁起が悪いとされるものに触れると、「この先、大丈夫だろうか」と、不安がよぎることもあるでしょう。

けれど、「縁起とは何なのか」とあらためて考えてみると、意外とうまく言葉にできないかもしれません。

なぜ私たちは、縁起の良いものに出会うと、良い未来が訪れると考えてきたのでしょうか。

その理由をたどっていくと、この国の文化に息づく、ものごとの中に現れる“兆し”を感じ取り、読み取ってきた感覚が見えてきます。

今回は「縁起」という考え方を手がかりに、未来の兆しをどのように受け取ってきたのかを見ていきます。

まずは、その言葉が持つ意味からたどってみましょう。

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