日本の「書道」が、海外で「ジャパニーズ カリグラフィー」と訳されることをご存じでしょうか?
「カリグラフィー」という言葉は、ギリシャ語のCALLI(カリ:美しい)とGRAPHEIN(グラフィン:書くこと、書いたもの)を語源に持ち、「美しく書くこと / 美しく書いたもの」を意味します。
ペンとインクを使い、美しいアルファベットを書き表す技術として、ヨーロッパや中東で発展してきました。その歴史は長く、現代の欧文フォントの基礎を築いたといわれるほど。
文字を美しく書くことで見る人を魅了するという点では、日本の「書道」と「カリグラフィー」には共通する部分がありますが、両者にはそれぞれの独自性もみられます。
「書道」は筆と墨を使い、精神性や奥深い表現を追求してきました。一方で、「カリグラフィー」は華やかさと洗練されたデザインが特徴です。
今回は、この「カリグラフィー」のもつ魅力を暮らしに取り入れる方法を一緒に探してみましょう。
「カリグラフィー」の手書き文字は、結婚式のウェルカムボードやレストランのメニュー、ギフトカードなど、日常のさまざまな場面で目にする機会があります。印刷では味わえない、手書きならではの温かさや個性がそこに息づいています。
手書き文字がもたらす美しさと心地よさを楽しんでみませんか。
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